ラテンアメリカ歌街道~よしろう広石独占インタビュー~ 24歳でベネズエラから世界デビュー、中南米で驚異的な人気を博し、 冷戦下のソビエトなどでも活躍したりと、世界を渡り歩いた日本のラテン音楽の先駆者、よしろう広石。その華々しいキャリアとは裏腹に、海外での歌手生活は想像以上に厳しいものだった。今回、7インチ「ELLY MI AMOR」発売に際し、独占インタビューを敢行。戦後の日本のジャズ~ラテン文化から、デビューを飾ったベネズエラでの日々、コロンビアでのメデジン・カルテルとの抗争、果てはラテン~ブードゥーの世界まで、よしろう広石のラテン・ワールドを紐解く。 取材/文:松下源 撮影:白井晴幸 ーー何年にベネズエラに渡られたんですか? よしろう 東京オリンピックの翌年の1965年の4月25日に日本を発ちました。 ーー歌を志したきっかけは? よしろう 小学校の時から人と違いすぎていて、生きづらかっ