私たちは、2011年3月11日の大震災において被災された方々のことを心に刻み、歩みたいと思います。そして、どのような状況にあっても言葉を恃むことを大切にしたいと願い、ホームページ上での連載をはじめることにしました。過去から蓄積されてきた言葉に思いを重ねて書いていただきます。3カ月ごとの更新です。
![岩波書店 / 3.11を心に刻んで](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f40d3dd520ee440029bdb86c2d03769920ded446/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Ftanemaki.iwanami.co.jp%2Fmedias%2FzaAc5%2Fimages%2Fogp%2Fcategory_ogp_ID55_20180313193043.jpg)
作業員の甲状腺局所の線量 【大岩ゆり】東京電力福島第一原発事故の復旧作業で、最高1万1800ミリシーベルトの甲状腺被曝(ひばく)をした作業員がいたことがわかった。一般的に甲状腺がんのリスクが増えるとされる100ミリシーベルトを超えた作業員は少なくとも178人いた。東電はこれまで、作業員の甲状腺被曝の詳細を公表しておらず、世界保健機関(WHO)の求めに応じて報告していた。 東電はWHOに対し、作業員のうち、全身の内部被曝線量が比較的高いと考えられ、甲状腺被曝線量検査を受けた社員や関連企業などの社員522人のデータを、年齢などの個人情報を除いて提供した。近く公表されるWHOの報告書によると、1万ミリシーベルト超は2人、1万〜2千が10人、2千〜1千が32人、1千〜500が50人、500〜200が69人、200〜100が15人いた。全身の場合1万ミリシーベルト超の被曝は致死的だが、甲状腺局所
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