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ブックマーク / fushinohito.asablo.jp (3)

  • 2月の悲報と「テロに屈しない」の罠: 言論工房 Fushino_hito

    2月は悲報で明けた。それでも一抹の希望をもとうとしていた者にとって、後藤健二さんの件は残念な結果になった。イスラーム国の「顔」には慈悲のひとかけらもないということだ。 だが、この事件が何だったのかは明確に整理しておかねばならない。はっきり言えるのは、過激イスラーム主義者たちが日を公然と敵視するようになったということだ。「イスラーム国」からの最後のメッセージは嘘ではないだろう。つまりこれからは、どこにいても日人も標的になるということだ。ただしそれは「アベ」のためである。メッセージは名指しでそう言っている。 今回の人質事件は原因ではなく結果である。何の結果かと言えば、この間の日政府の姿勢(アメリカの意向に沿う軍事化や、それと連動したイスラエルとの突出した接近)が、長らく培われてきたアラブ・イスラーム世界との良好な関係という資産をついに取り崩したということだ(アラブ諸国やトルコでは親日傾向

  • 新宿駅南口での抗議焼身自殺について: 言論工房 Fushino_hito

    昨日(6月29日)新宿駅南口のサザンテラスに向かう歩道橋の上で、50代ぐらいの男性がハンドマイクで演説をしたあとぺットボトルに入ったガソリンをかぶって焼身自殺を図った。「警視庁によると、男性は集団的自衛権の行使容認や安倍政権に抗議する主張を繰り返していたという。(中略)午後1時ごろから、横断橋の上で拡声機を使って1人で演説をしていた。」(朝日ドットコム:http://www.asahi.com/articles/ASG6Y55DBG6YUTIL01T.html、画像:https://twitter.com/search?q=%E6%96%B0%E5%AE%BF%E9%A7%85%20%E7%84%BC%E8%BA%AB%E8%87%AA%E6%AE%BA&src=typd&mode=photos) この「小さな」事件をあまりセンセーショナルに扱うつもりはない。もちろん、外国メディアを賑わわ

  • 「集団的自衛権」を言い換える: 言論工房 Fushino_hito

    一昨日、東京新聞特報部の電話取材を受けた。「集団的自衛権」をどう言い換えれば誰にでもわかるようになるか、という質問だった。たしかに「集団的自衛権」というと、何やら抽象的な話になる。これでは井戸端で議論というわけにもいかないだろう。いったい何のことなのか、分かりやすくする必要はある。 そこで、取材を受けた皆さんが何と答えたかは14日付けの東京新聞の「こちら特報部」で紙面になっている。そのときのわたしの話を少し敷衍しておこう。 「集団的自衛権」ということの中身は要するに、日が直接攻撃されなくても、いわゆる同盟国が攻撃を受けたときには、助けに行って一緒に戦いたいという話だ。日が攻撃されるときには助けてもらうから、同盟国が攻撃されたときはこっちも助けるべきだ。ひいてはそれが日を守ることになるから、と。それがこんな訳のわからない術語で言われるのは、「戦争放棄」を謳った日国憲法でも「自衛権」は

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