臨床ではなく、思想として 自分のラカン入門を例にして、どんな順番でラカン本を読んでいくのがいいのか考えてみた。もちろん臨床ではなく、思想としての入門。それから主要な理論についてはいくつか図解もするので、参考にしてもらえればと思う。 よく知られているように、ラカンには残念な偏見がつきまとっている。難解だと言われ続けた挙げ句に、「理解させるつもりがない」とか、構造主義やポストモダンと一緒に「もう終わってる」と言われ、そもそも精神分析自体が脳科学などの認知科学や神経生物学などに取って代わられた事実もあったりして、最終的には「ひねくれた」理論というレッテルを貼られているような状況である。 たしかにラカン自身わざと難解にしている節もあるし、そのせいで敷居も高い。またポストモダニストと共鳴している部分も往々にしてある。くわしいことは知らないが、理論としても、臨床としても、少し古くさいものなのだろう。し
前回に続き、アンダーグラウンド心理学の道筋を辿っていくと、その先には精神分析学の創始者ジークムント・フロイトの姿が現れる。 前回は、科学的心理学とアンダーグラウンド心理学を、科学と異端の対立図式に照らし合わせながら、二人のダーウィンの理論を追ってきた。引き続き「魂」のようなものを問題にしながら、今回は精神分析学の方へと舵を切る。まずはじめに生態心理学の方法を確認していく。 マイクロスリップと錯誤行為 デカルト以降、ある領域が科学と呼ばれるには、単体のモジュールとして扱えることが条件になった。この極めて人為的な単位は、カリキュラムとして細分化するためのアカデミックな都合でもある。生態学的(エコロジカル)な心理学と呼ばれる意味を考えた場合、科学とそれ以外からなる生態系を横断するような方法でなければならないだろう。 生態心理学の基本的なアプローチは、心理的なコンディションと身体的なメカニズムを統
〈ブランディング〉は、マーケティングに比べて結果が見えにくく、 効果も測定しづらい中長期的な投資です。 これは〈ブランディング〉が事業を直接ドライブさせるものではなく、 正しく成長するための足場として機能するからです。 つまり、経営やマーケティングの課題に集中するためには、 先に適切な〈ブランディング〉をおこなうことが重要になってきます。 SERVICES RECENT PROJECTS
臨床ではなく、思想として 自分のラカン入門を例にして、どんな順番でラカン本を読んでいくのがいいのか考えてみた。もちろん臨床ではなく、思想としての入門。それから主要な理論についてはいくつか図解もするので、参考にしてもらえればと思う。 よく知られているように、ラカンには残念な偏見がつきまとっている。難解だと言われ続けた挙げ句に、「理解させるつもりがない」とか、構造主義やポストモダンと一緒に「もう終わってる」と言われ、そもそも精神分析自体が脳科学などの認知科学や神経生物学などに取って代わられた事実もあったりして、最終的には「ひねくれた」理論というレッテルを貼られているような状況である。 たしかにラカン自身わざと難解にしている節もあるし、そのせいで敷居も高い。またポストモダニストと共鳴している部分も往々にしてある。くわしいことは知らないが、理論としても、臨床としても、少し古くさいものなのだろう。し
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く