後藤「そうやって気持ちいいことにフォーカスしつつ、普段から『いや、社会的な問題はこうでしょ』って意見を言う。そこが俺はうらやましいし理想的だなと思うのね。インタビューで読んだけど『ミュージシャンが一番いろいろな意見を言えたり、ライフスタイルをアピールしたりできる』って人に言われて、音楽をはじめたんでしょう?」 コムアイ「そうです。いろいろ問題意識を抱えていく中で、今のマネージャーと話したときに『だったら音楽家になって発信したほうが一番世の中に広く伝わりやすいし、言っても悪く見られない』って」 後藤「それ読んで、ハッとしたけどね。そんなふうに音楽を始める人がいるんだって」 コムアイ「めっちゃ曲がってますけどね(笑)。でも歌と踊りのコミュニケーションの世界に放り込まれて、もっと豊かなことを教えてもらったのはラッキーで嬉しい。もともとすごく感情表現が苦手だし、学生の頃は社会人になる準備もしていた