10月21日午前0時ごろの東京の空。オリオン座流星群は中央の放射点から飛び出すように現れる ※国立天文台の資料を基に作成 06年以降活動が活発化しているオリオン座流星群が今月中旬から下旬にかけて観測できる。多いときで1時間当たり40~50個の流星の出現が予想され、今年は18日が新月のため月明かりの影響が少なく、絶好の観測条件となった。次に活発化するのは約70年後とみられ、国立天文台(東京都三鷹市)は、出現のピークとされる19日深夜~23日未明の4夜、全国の観測者にインターネットを通じて結果を報告してもらうキャンペーンを実施する。 オリオン座流星群は、ハレー彗星(すいせい)が放出したちりの群れを地球が横切った際、地球の大気に飛び込んだちりが発光して起こる。通常の出現数は多くても1時間当たり20個程度だったが、06年に同50個以上と急増し、観測者を驚かせた。分析の結果、約3000年前に放出され