分裂寸前の自民党よ、気を取り直せ=2大政党制実現の出発点−英紙が社説 分裂寸前の自民党よ、気を取り直せ=2大政党制実現の出発点−英紙が社説 【ロンドン時事】29日付の英紙フィナンシャル・タイムズは、日本の自民党の分裂状態を社説で取り上げ、「同党が(野党転落のショックから)気を取り戻して立ち直れば、政権政党の民主党も同様にしっかりした姿勢を余儀なくされるかもしれない」と指摘。2大政党システム実現のためには「まずそれがスタート」と論じた。 同社説はこの中で、2大政党制の実現という目標は達成されていないとし、「直接的な原因は自民党が分裂の危機にあることだ」と指摘。「首尾一貫したイデオロギーに向け合流するどころか、一層ばらばらになっている」とした。そして、民主党に至っては、「権力を掌握したにもかかわらず、その政策上の立場は強固になっておらず、米軍基地再編問題や郵政民営化の逆転といった重要な争点で