1888年。アルプスの絶景を走る赤い列車で知られる『レーティッシュ鉄道』の前身にあたる『ランドクアルト=ダヴォス狭軌鉄道株式会社』が誕生。翌年すぐにクール=トゥージス間の敷設計画が決定し、区間名をつけた最初の会社名が適当でなくなり、1894年に社名を変更。グラウビュンデン州一帯の古い地名 "ラエティアRhaetia/レーティエンRätien" の鉄道と名付けられました。そして、その名の通り、1896年のランドクアルト=クール=トゥージス線開通を皮切りに、1903/1904年のアルブラ線、1912年にディゼンティス=イランツ線など次々と新路線を敷設。1942年にはクール=アローザ鉄道、ベリンツォーナ=メゾッコ鉄道(現廃線)、1944年にはベルニナ鉄道を吸収合併し、名実ともに、スイス最大の州であるグラウビュンデン州をくまなく結ぶスイス最大の私鉄会社となりました。 時を同じくして、後に姉妹鉄道