アニメ映画「時をかける少女」(2006年)や「サマーウォーズ」(09年)などで知られる細田守監督の最新作「バケモノの子」が来年7月11日に公開されることが11日、発表された。 細田監督の作品公開は12年の「おおかみこどもの雨と雪」以来、3年ぶり。都内で行われた会見で細田監督は「バケモノに弟子入りした少年が修業して成長する内容。“修業成長アクション映画”です」と話した。 前作の「おおかみこども――」では、先日惜しまれつつ亡くなった菅原文太さんが声優を務めた。突然の訃報に細田監督は「ビックリいたしました」と言う。 文太さんは11年に起きた東日本大震災の発生後、「映画なんか撮っている場合ではない」と、“俳優引退”を宣言した。 「アフレコの現場で文太さんが言うんです。『これからは映画作っても意味がない』と。それに対し、僕は『意味があると思います。震災があっても映画を楽しむって意味がある』と文太さん