「iPhoneがKDDIから販売され、われわれにとってはモバイル事業開始以来の山場だった」──ソフトバンクの孫正義社長は4月26日開いた決算説明会で、KDDIがiPhoneに参入したインパクトに触れ、「99%の顧客は死守できた」と影響を最小限に抑えたと説明した。 KDDIによるiPhone参入は「どう転ぶかでわれわれの経営に大きなインパクトを与える」という“事件”だった。ソフトバンクモバイルの加入者約2880万人(3月末)のうち、iPhoneユーザーは「数十パーセント」を占める。「その中から解約者が100万人出るのか、200万人出るのか、最悪のシナリオを想定した。特に電波がつながらないというおしかりを受けていたので本当に心配した。経営陣は夜も昼もなく集中的に議論した」という。 対策は「本質的には電波の改善」だが、「iPhoneユーザーをプロテクトするのは最優先課題」として販売面でもキャンペ
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