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ブックマーク / nakaikeiji.livedoor.biz (2)

  • 医学教育でのひとりごと:「その知識が、実際の診療でどのように必要なのかわからないから、勉強する意欲がわきません」

    「その知識が、実際の診療でどのように必要なのかわからないから、勉強する意欲がわきません」 ずっと、この仕事をしてきて、医学生の学習意欲について解明することに興味をもっています。 最近、いろいろ、わかってきました。見えてきたので、このブログでも少しずつ紹介をしています。 医学部に入学して、教養課程から、専門教育が始まってくる、というのが、一般的な医学カリキュラムだと思いますが、そのあたりの2−3年生が、こんなことを言ってくれることがあります。 「先生、今、微生物学や薬理学と、基礎医学の教育が続いていますが、正直、学習意欲が低下しています。というか、辟易しています。というのは、毎日、先生たちが講義で話していることや、分厚い教科書に書かれていることが、実際の診療や患者さんにおいて、どのぐらい必要なことなのか、何が関連しているのか、そこのところがつながらないからだと思います。」 こういうこ

    heis101
    heis101 2009/11/11
    「こちらもびっくりしました。だって、臨床から学びたいと言っていた、熱心な学生だと思っていたからです。」「つまり、結局のところ、勉強する意欲がない、ということを言っていることに気付きました。」
  • 医学教育でのひとりごと:医学生は、医薬品の薬理作用をどこまで確認しておくべきか

    医学生は、医薬品の薬理作用をどこまで確認しておくべきか たくさんある医薬品を勉強するのは大変な作業です。 医学をまなび始めた医学生にとって、それは、苦痛かもしれません。 うちの3年生たち、PBL-tutorial教育のカリキュラムは、「心臓」ユニットが終わり、「血液・免疫」ユニットに進みました。 最初の課題症例は、汎血球減少症の患者さんで、検査の結果は、再生不良性貧血と診断されたという症例をもとに再構成されたものです。 この病気は、まだ、原因が明確になっていませんが、自己免疫疾患の病態メカニズムが関与していると言われています。それは、患者さんに免疫抑制剤を投与すると、状態が改善するケースが多いからです。もちろん、造血幹細胞に異常があるケースもあります。 治療経過のところで、サイクロフォスファマイドなどの免疫抑制剤が投与されたと記載がありました。 学生たちが、どのぐらい、この記載

    heis101
    heis101 2009/11/11
    「「免疫を抑制する」というような緩い表現では、」「なぜ、Tリンパ球の機能を阻害するのか、それは、遺伝子DNAの構造を壊すことにより、リンパ球を死滅させるから、と、このように理解しておかねばなりません」
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