2つの意味でたいへんタメになった。ひとつめは、破綻プロジェクト事例集として。ふたつめは、「くれない君」の言い訳の反面教師として。 「動かないコンピュータ」と不条理プロジェクト 日経コンピュータの「動かないコンピュータ」なら比較的単純なストーリーだ。さまざまな要因で初期の目的を達成できなかったプロジェクトだからだ。予期しない不具合や無謀な計画が原因なのだが、通常これらは事態を収拾するための「火消し」が続き、なんらかのエンディングがある。『IT失敗学の研究』は違う。曰く「最初から動かす気がなかったし、動くはずもなかった」「どうみても計画に合理性がなかった」「危ない危ないと思っているうちに破局を迎えた」…といった不条理プロジェクト集だからだ。 したがって、「動かないコンピュータ」というエンディングすら迎えない。どう見ても不可能なのに、予算がつくからとムリに存続させるプロジェクトや、検収・納品→動
■昨日話題になっていたVirtualSynchroChatがすごく興味深い。 なにかというと、いわゆるタイムシフト機能のあるチャットとでもいうものかな。チャットルームでメッセージを書き込むと、そのチャットルームがスタートしてからの経過時間とともに記録されて、別の人が別の時間にそのチャットルームに「参加」したとき、同じタイミングでメッセージが表示される。ふつうチャットというとリアルタイムのチャットを指すわけだけど、このVirtualSynchroChatはひとつのタイムラインを共有することで、非リアルタイムに擬似的なチャットができるわけだ。ソフトが提案しているのは、HDDレコーダなどに録画したテレビ番組を観るときに同時に特定のチャットルームを開く、という使い方で、いわゆる「実況スレ」を読みながら番組を観るような行為が、時間に縛られずにできる。たとえばここにはアニメの実況チャットログがすでにい
Journey far beyond our own blue planet to marvel at the latest discoveries from our cosmic neighbors. Immersive visualizations of distant worlds. Groundbreaking space missions. Breathtaking scenes depicting the evolution of our solar system. [SPACE WIND] [The light from a star slowly illuminates a rotating planet.] CARTER EMMART (Director, Worlds Beyond Earth): It’s important today that we remind
久しぶりにニューヨークに行ってきました。 相変わらず刺激的な街で、古くて新しい発見にいくつもぶつかり、一週間もいるとへとへとになります。 あらゆる著名な美術館には私に対して容赦ない力を持った畏るべき部屋が存在しますが、ここニューヨークではメトロポリタン美術館のバルテュスの部屋です。 「夢見るテレーズ」「山」そして「夏の日」。 これらの作品を見るたびに、私はざわざわとした不安にかられ、いま、ここ、自分の一切が消えていくような気分になります。 でもしばらくすると、なんだかすっと肩の力が抜け、奇妙な軽やかさが身体の隅に宿ってくるのです。 これはどういう作用なのか自分でもよくわかりません。あえて理屈は考えないようにしています。理屈を思いついた瞬間、この絵がもたらす私への作用が消滅してしまうような気がするからです。 誰にもこうした「必要な」絵があるのだと思います。 ほかにニューヨークの発見をいくつか
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