パソコンと出会った頃のこと それは9歳の時でした。同じクラスの竹部君の家に遊びに言った私は、 そこで初めてパソコンという機械を見たのでした。 竹部君のお父さんはパソコンに初めて触れた私のために、プログラムの入った カセットテープを用意してくれました。プログラムをロードするピーガラガラという 奇妙な音を何分間か聞いた後、竹部君のお父さんは複雑な指さばきでパソコンの キーを叩くと、テレビの画面に色とりどりの星の絵がいくつも浮かび上がりました。 その星の微妙な色遣いの美しさに私は衝撃を受けました。 全体的には白い色なのですが、その白色からにじみ出るようにして赤や黄色や なんともいえない色が複雑に絡み合い、しかもゆっくりと増えつづけるのです。 私の人生の中でもっとも印象付けられた事件のひとつでした。 そのパソコンはNECのPC-6001という機種で、今のパソコンとは違って、 ゲーム機のように直接テ

