新大久保の高麗博物館 日本市民の力で開館10周年 【東京聯合ニュース】日本市民によって設立された「高麗博物館」(東京都新宿区)が8日で開館10周年を迎える。 高麗博物館は特定非営利活動法人として運営。館長の樋口雄一氏は4日、「日本全国に800人の会員がいる。会費とボランティアの支援だけで10年間やってきた」と振り返った。 同博物館は2001年12月8日に東京・新大久保にあるビルの一角にオープンした。1990年に在日女性の新聞投稿記事をきっかけに、東京都稲城市の主婦ら30人余りが同年9月に「高麗博物館をつくる会」結成し、2001年に開館した。 「当時は日本が朝鮮半島を侵略した歴史や民族差別の実態が教科書に載っていなかった。真の歴史を伝える場所が必要だと考えたのが出発点だった」と樋口氏は説明する。 開館時間は水曜~日曜の正午から午後5時まで。古代から近代までの朝鮮半島と日本の交流史料や寄贈を受