2009年08月05日16:00 カテゴリ書評/画評/品評Love 事実は小説より喜なり - 書評 - 夏への扉 [新訳版] 早川書房高橋様より、まさかの献本御礼。 夏への扉 Robert A. Heinlein / 小尾芙佐訳 [原著:The Door Into Summer] 全く同じ作品なのに、これほど印象が変わるとは。 1988年にこの宇宙を去った著者に、見せて上げたい。 我々が、どれほど遠くに来たのかを。 そして、開けるべき扉が、どれほど残っているかを。 本作「夏への扉」は、日本で最も人気のあるSF小説の一つ。それだけに、献本者の高橋氏も指摘する通り、「(SF)業界の人には飽きられた」作品でもある。私自身、本作より「異星の客(Stranger in a Strange Land)」の方が好きだ。別に本作の主人公の名前がダンだからではない。Heinleinなのにエロがないから?それ
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