「元気だった主人の母が亡くなって、同じ時期に阪神大震災を経験しました。この出来事から、毎日の生活の中で決して悔いを残してはいけない、ということを実感。2人で独立を目指す決意をしたのです」 自動車販売会社勤務のご主人と、フィットネスクラブの営業担当だった妻の寿美さん。長年、外反母趾や偏平足など足のトラブルに悩まされていた寿美さんが、画期的なドイツのフットケアを知ったのが独立のきっかけだった。 「足のトラブルを持つ多くの人にこの方法を教えてあげたい、と考えたんです。せっかく始めるなら夫婦で開業したい。2人で力を合わせて、足にトラブルを抱える人を一人でも多く救いたかったんです」 ドイツの整形外科靴マイスターの知識と技術を夫婦で学び、「フットクリエイト」をオープン。足のタコやウオノメを削ったり、巻き爪矯正、足のマッサージを行うほか、個々に合ったインソールや靴をつくる「足の総合ドクター」となる。 「