タンガニーカ湖上を運航するMVリエンバ。(2014年11月13日撮影)。(c)AFP/ERIN BYRNES 【2月23日 AFP】世界で最も古い船の1隻である貨客船「MVリエンバ(MV Liemba)」はタンガニーカ湖(Lake Tanganyika)上を運航し、タンザニアのキゴマ(Kigoma)とザンビアのムプルング(Mpulungu)の間600キロを結んでいる。パイナップルやトウモロコシなどの農産物や最大600人までの乗客を運ぶ、湖周辺の住民にとって重要な交通手段だ。 今から101年ほど前の1913年、この船はドイツ・パーペンブルク(Papenburg)で貨客船として建造された。当時の名前は「グラーフ・フォン・ゲッツェン(Graf von Gotzen)」。進水前に分解、5000個の箱に梱包され、当時ドイツの植民地であったタンザニアのダルエスサラーム(Dar es Salaam)に船