「最近のケニアの若い人のこと、『スイッチ世代』って呼んでいるのよ。PCや携帯のボタンを押すみたいに、なんでもすぐに解決できると思っているんだから。彼らは待つことをしないわね」と友人のケニア人女性(60代)。ケニアの都市部のライフスタイルは、携帯が爆発的に普及し出した2006年頃を境に、大きく変化してきた。 朝から晩まで効率的にスケジュールを組んで予定を詰めこみ、情報は何でもスマホで検索する。早朝からジムで汗を流し(ダイエットに励む人が多い)、オンラインデリバリーで注文した昼食をデスクで食べ、eコマース(昨年一気に普及した)で買い物をして、オーガニックレストランで食事をし、24時間オープンのコンビニエンスストアで朝食を買って帰る。 公共料金は携帯電話から「M-pesa(ケニア発のモバイルペイメント)」の簡単な操作で支払って終わり。ニューヨークかロンドンかと思うようなライフスタイルが、ナイロビ