2016年7月~8月にかけてアメリカ・ラスベガスで開催された「Black Hat USA 2016」。 世界で最も権威と実績のある情報セキュリティの国際会議と呼ばれるカンファレンスである「Black Hat」は約20年の歴史を持ち、開催の度に世界中から情報セキュリティに関連する最新情報や技術が集結することでも知られています。投稿される論文は年々増加し、2016年は871件にも及びました。研究カテゴリの分布は情報セキュリティのホットトピックスで溢れ、技術者たちが最新技術の動向を追うには格好のカンファレンスだという呼び声も高いほどです。 「Black Hat」は、研究者による「ブリーフィング」や専門家による「トレーニング」、今回KDLが採択された「アーセナル」、企業の展示ブースなどで構成されます。今回KDLが採択されたアーセナルは、展示ブースとは別に、先進的・独創的なセキュリティツールの展示や