ひたすら増え続ける世界の人口。それを養っていくための食糧増産は、世界規模の課題になりつつあります。そんな中、広大なアフリカ大陸は、次なる世界の食料庫となりうるか、注目を集めています。 一方、アフリカの典型的なイメージのひとつといえば、飢餓と栄養不足。 今日は、これらの課題を一挙に解決しうる、アフリカの農地開発について、そして、土地が有り余っている広大なアフリカで、農地を開墾するというきわめて単純なことが、なぜそんなに難しいのかについて、お話したいと思います。 想像を絶する巨大な大地、アフリカ かくいう僕も、アフリカにかかわっている原体験は、子供の頃、ご飯を残すと、母親に、「世界にはご飯が食べたくても食べられない子供たちがいるのよ」と、栄養失調の子供の写真を見せられたことでした。自分と同じ年くらいの、お腹がぱんぱんに膨れた子供たちの写真は、本当に恐ろしいものでした。 子供心に、大きくなって、