慶応義塾大学大学院経営管理研究科(慶応ビジネス・スクール)は次世代の経営の担い手を育成すべく、エグゼクティブ向けに特化した学位プログラム「Executive MBA(EMBA)」を開設している。「EMBA」プログラムの目玉の1つが、企業経営者らの講演と討論を通して自身のリーダーシップや経営哲学を確立する力を養う「経営者討論科目」。日経ビジネスオンラインではその一部の授業を掲載していく。 6月の経営者討論科目では加藤雄彦仙台育英学園理事長が「東日本大震災から学ぶ教育機関のリスクマネジメント」というテーマで講義を行った。未曾有の震災に直面した時、加藤理事長は100年の歴史を誇る教育機関のトップとして何を考え、どんな行動を取ったのか。リスクマネジメントの1つの貴重なケースを示した。 (取材・構成:小林 佳代) 加藤雄彦(かとう・たけひこ)氏 仙台育英学園理事長 1958年宮城県仙台市生まれ。19
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