大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所(NII、所長:喜連川 優、東京都千代田区)情報学プリンシプル研究系准教授、小野 順貴(おの・のぶたか)の研究室と国立大学法人 筑波大学(学長:永田 恭介、茨城県つくば市)生命領域学際研究センター教授、牧野 昭二(まきの・しょうじ)らの研究グループは、複数の機器で録音した複数話者の重なり合った音声から一人ひとりの声を分離し、これにより複数の音声を同時認識できるようにする新しい音響信号処理技術を開発しました。本成果は、米サンフランシスコで今月開かれた音声分野のトップ国際会議「INTERSPEECH」で、小野研究室のNII情報学プリンシプル研究系特任助教、越智 景子(おち・けいこ)が発表しました。この技術により、会議のように複数の話者が同時に話すような状況でも、特別な機器を使わずに音声認識することが可能になります。 音声認識の性能は