山本一郎(やまもといちろう)です。地味に東京大学の政策ビジョン研究センターというところで客員研究員をしています。 私などは、男女差に関係なく能力に応じて学力の高い人が最高学府にいるというのも理屈だと思いますし、男女の入学水準に差があることを問題だとするならば、女性の入学志望者に対して積極的に格差解消したいというのであればそれはそれで構わないという、「比較的どうでもいい派」に属するのですが、東京大学がかなり具体的な施策に踏み込んでいたので興味を持ったわけです。 東大、女子学生に月3万円の家賃補助 来春に初めて導入 ある種のアファーマティブアクション、つまりは格差解消のための積極介入路線でありまして、思い切ったなと感じる一方、女子学生が東京大学を志さない理由は住宅補助のような経済的理由だけじゃないならば「まずは着手してみる」アピール効果以上にはなかなかならないのだろうな、とぼんやり思う次第です
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