今回は「仕事の進め方」について、「新しい専門職」を経験したことのある私の事例をもとにして、感じたことを書きます。 新年度が始まりました。「新しい専門職」として、新天地の大学・研究機関に従事される方もおられるかと思います。それぞれの組織の中での呼称によって、ご自身に求められる役割が大きく変わります。 私は学部所属ではなく、全学組織所属の教員身分で関わってきました。教員組織上、上司の教員がおりましたが、その方は学部に所属しており、必ずしも全学組織でおこなう仕事に関して詳しいというわけではありませんでした。職場に頻繁に顔を出されることもあれば、しばらくお忙しくて来られないときもありました。ですので、指揮命令系統上は上司からの指示を仰ぐことになりましたが、その上司が不在であれば自分でおこなうか、全学組織で業務をしている他の職員さんたちと協働で仕事をしなければなりません。 私と違って職員さんたちは、