司法試験を受験できるようになるまでの期間を短くするための方策を盛り込んだ法律の改正案は、衆議院文部科学委員会で自民・公明両党の賛成多数で可決されました。 大学の法学部を3年で卒業できる「法曹コース」を新たに創設し、法科大学院の2年と合わせて最短5年で修了できることなどが盛り込まれています。 8日開かれた衆議院文部科学委員会で改正案の採決が行われ、自民・公明両党の賛成多数で可決されました。 一方、野党各党は「司法試験などのあり方も含め、抜本的な改革が必要で、法案の内容では不十分だ」などとして反対しました。 また、委員会では法律による措置の効果について、十分な分析と検証を適切な時期に行うことなどを政府や関係者に求める付帯決議が共産党を除く各党の賛成多数で可決されました。 改正案は、近く衆議院本会議でも賛成多数で可決され、参議院に送られる見通しです。