今週は、高校の進路指導教諭が勧める「面倒見が良い大学」ランクを紹介したい。大学通信は毎年、全国約2000進学校の進路指導教諭にアンケートを実施し、今年も857校から回答を得た。項目別に5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次を4ポイント…として集計した。 トップは15年連続で金沢工業大。進路指導教諭からも「理系分野の基礎基本から力をつけるカリキュラム」(北海道・公立高)、「学生のレベルにあわせた指導が行われ、就職支援も手厚く実績も高い」(岩手・公立高)、「教員に親近感をもて、生徒の目的意識を高めている」(富山・公立高)、「授業、就職など、きめ細かく指導している」(愛媛・公立高)など高評価だ。補習教育の充実を評価する声が多かった。2000年から他大学に先駆けて数理工教育研究センターを設置し、高校の数学・理科の復習から大学の専門領域で活用できる数理学習まで、個別学習指導が受け