NTTは、パソコンへの入力作業を自動化するRPA(ソフトウエアロボットによる業務自動化)ツール「ウィンアクター」で、従量課金制のサービスを始めた。これまで年間契約で販売しており、金融機関を中心に需要を集めていた。新サービスは繁忙期など一定期間だけでの利用が可能となり、自治体や中小企業でも使いやすくした。ウィンアクターの導入社数を2019年度末までに前期比約6割増の5000社に増やす目標だ。 従量課金制の新サービス「ウィンアクター・キャスト・オン・コール」は、あらかじめ用意された複数のシナリオから利用者が使いたいものを選んで利用。使った分だけを支払う仕組みだ。例えば官公庁への提出が必要な帳票データを自動作成するシナリオなどを用意している。利用料金は1回当たり300―1000円程度。手書き文書をデジタルデータ化する光学式文字読み取り装置(OCR)や外部サービスとも連携も可能だ。 ウィンアクター