慶應義塾大学環境情報学部、同大先端生命科学研究所所長を務める冨田勝さん。カーネギーメロン大学大学院にて、ノーベル賞学者H.サイモンの研究助手として人工知能の研究をされてきました。気概を持った次世代の人材育成の必要性を説き、高校生を対象としたさまざまな教育催事の企画を手掛け、高校生が最先端研究に参画する教育プログラム「高校生研究助手」制度などを企画、実施されています。「やりたいことと、やるべきことの接点を見いだすことが大切」という冨田先生に、研究者を取り巻く日本の環境、そして未来を担うべき若者の教育における熱い想いを伺ってきました。 こんな話をしています…… ・「面白いね」と言わせることがサイエンスの本質 ・興味に勝る動機なし ・「やりたいことと、やるべきことを一致させる」 冨田勝(とみた・まさる)氏 プロフィール 1957年東京生まれ。慶應義塾大学工学部卒業後、米カーネギーメロン大学に留学