大学資金1億円の流用疑惑が浮上した学校法人「明浄学院」が運営する大阪観光大学=大阪府熊取町で2019年7月1日午前11時27分、加藤栄撮影 大阪観光大学(大阪府熊取町)などを経営する学校法人「明浄(めいじょう)学院」(同)の前理事長の女性(61)が昨年4月、大学の運営資金1億円を関連会社に振り込むよう指示し、同社を通じて仮想通貨(暗号資産)の購入に流用した疑いがあることが、関係者の証言や内部資料で判明した。理事会に諮っておらず、法人内部で問題になり、前理事長は先月22日付で理事長職を辞任。法人は国などから多額の補助金を受けて運営しており、文部科学省が調査に乗り出している。 複数の法人関係者によると、前理事長は昨年4月20日、法人職員に指示し、自らが取締役を務める教育関連会社に1億円を振り込ませた。同日、この関連会社の役員が口座から1億円を出金し、法人の別の男性理事に預けた。同社の経理資料に
東大の芸術実技授業で、ドローイング演習の授業をする東京芸大のO JUN教授(左)=東京都文京区で2019年6月11日午後2時3分、内藤絵美撮影 東京大学が、美術や音楽、演技など芸術実技の授業を本格的に導入している。芸術学部がない総合大学では珍しい取り組みで、第一線で活躍するプロが講師を務め、選択科目として学部生のほか大学院修士課程の学生も履修できる。“エリートの卵”に専門を超えた斬新な発想力や多様な価値観、幅広い教養を育んでもらう狙いがある。 「絵は点と線、面で構成されている。まず、この三つを描いてみよう」。6月11日、東大の本郷キャンパス(東京都文京区)の教室で行われたドローイング(デッサン)演習の初回授業。画家で東京芸術大教授のO JUNさん(62)が声を掛けると、12人の学生は各自持参した鉛筆やクレヨンを動かし始めた。
学費負担が重すぎるという批判を受けて、奨学金の改革が進む。2020年度には低所得者世帯を対象に「高等教育無償化」が始まる見通しだ。奨学金アドバイザーとして第一線で活躍する久米忠史さん(51)に改革の効果や課題を聞いた。【聞き手、経済プレミア編集部・渡辺精一】 奨学金アドバイザー・久米忠史さんに聞く(3) ――奨学金は制度改革が進行中です。17年に返済不要の給付型が導入され、20年にはそれを拡充した「高等教育無償化」がスタートします。状況は改善されますか。 ◆久米忠史さん 給付型の拡充は「生活費支援」という考え方を取り入れたことが大きい。日本では奨学金は「授業料支援」でしかなかった。だが、大学生活にはお金がかかる。海外の大学は寮生活も普通ですから、奨学金は「授業料+生活費」への支給です。
30日に退位される天皇陛下は、緻密な論文で国内外から高い評価を受けている科学者でもある。特にハゼの研究で知られ、「アキヒト属」と名付けられた属があるほどだ。共同研究者らは「公務で多忙でも、メリハリをつけて研究を続けてきた」と、その誠実な研究姿勢を振り返った。 自分の目で見て納得 「研究のともしびは決して消したくはありません」――。英国王立協会で1998年、科学者としての功績をたたえられて「チャールズ2世メダル」を授与された際のおことばに、陛下の研究への思いが凝縮されている。 陛下が著者や共著者となった論文は、皇太子時代を含め33本あり、うち9本が即位後の発表だ。元側近は「(研究に関する)ちょっとした議論でも廊下での立ち話はせず、必ず後に時間を作って(御所内の)研究室に入り、資料を基に議論した」と証言する。
政府は数年後をめどに、1万円などの紙幣の肖像画を変える準備に入った。肖像画の変更は2004年以来となる。政府関係者が9日未明、明らかにした。 1万円札は第一国立銀行や東京証券取引所など多くの企業を設立、経営した実業家、渋沢栄一▽5000円札は津田塾大学の創始者、津田梅子▽1000円札は「近代日本医学の…
明治大は国際化の推進、共創的学習・教育の推進の一環として、同大で初めて施設の整備・運営を民間が担う「PFI的手法」を導入し、東京都杉並区の同大和泉キャンパス内に国際混住寮「明治大学グローバル・ヴィレッジ(Meiji Global Village、通称MGV)」を3月22日に完工し、4月から本格的な運用を開始した。日本人学生と外国人留学生が学習スペースや交流スペースを共にしながら生活し、国際コミュニティーを形成していく「学びの場」を目指す。 同キャンパスのグラウンド東側に配置したMGVは地上3階建て。1階中央部には、寮全体の共用部としてレストランやリビング、キッチン、学習室などを配置した。東西に分かれる住棟の1~3階には、リビングを中心とした六つの個室からなる36ユニット・計216室を設置。日常からさまざまなコミュニケーションが生まれ、交流が育まれる工夫が施されている。 現在、日本人学生13
皇位継承に伴う4月から5月にかけての10連休は、一部の学生や大学教員には無縁のものになるかもしれない。授業日を設ける大学が少なくないからだ。法令に基づく授業時間の厳格な運用を求める動きが強まり、大学のスケジュールに余裕がなくなっていることが背景にある。【大久保昂、阿部周一】 関西の主な私立大は、10連休のうち1~3日間を授業日とする。立命館大が4月29、30日、5月2日の3日間、関西大と同志社大は連休初日の4月27日と最終日の5月6日の2日間に授業をする予定だ。近畿大は4月27日のみだが、8月の夏季休暇入りを例年より3日遅らせ、授業時間を確保するという。 首都圏では、立教大が10連休の半分に当たる5日間を授業に充てる。履修の仕方によっては3連休にしかならないという。
皇位継承に伴う4月から5月にかけての10連休は、一部の学生や大学教員には無縁のものになるかもしれない。授業日を設ける大学が少なくないからだ。法令に基づく授業時間の厳格な運用を求める動きが強まり、大学のスケジュールに余裕がなくなっていることが背景にある。【大久保昂】 立教大は10連休の半分に当たる5日間を授業に充てる。履修の仕方によっては3連休にしかならないという。広報課の担当者は「授業時間を確保するため、やむを得ない」と説明する。文部科学省の大学設置基準で定める半期での単位認定に必要な授業時間(100分を14回)をこなすには、連休をつぶさざるを得ないというのだ。 学生の反応はさまざまだ。理学部3年の男性(21)は「ずっと休みだったら友達と旅行ができるのに」と残念がる。留学していたため来年度も通学するコミュニティ福祉学部4年の女性(22)は「勉強は大切。学生生活は比較的自由なので、工夫次第で
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