アート市場が好調だ。世界的な金融緩和の影響を受け富裕層が余剰資金の運用対象として購入するほか、20〜30代の若いコレクター層も増えているという。オークション運営のシンワワイズホールディングスは、メタバース空間を利用した芸術作品の提供を本格的に始めた。海外在住の愛好家も容易にアクセスでき、「Z世代」も将来の顧客層として取り込む。倉田陽一郎社長に取り組みの内容と見通しを聞いた。 ――個人資産が豊かな富裕層に加え、若いベンチャー起業家や会社員らがアート作品に投資しています。 「日本のアート市場は現在30年ぶりのブームともいえる状況が続いています。オークション会場での参加や電話入札に加え、新型コロナの影響でリアルタイムでのネット入札が主流になりつつあり、我々も2021年から本格的に運用しています」
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