「教育再生」への提言/花岡信昭(ジャーナリスト) 花岡氏は、 夏の高校野球で「ハンカチ王子」という言葉が生まれたが、あの青いハンカチがほのぼのとした思いをかもし出してくれたのは、母親の手づくりだったためだ。これがガールフレンドかなにかのプレゼントだったというのでは、あれほどの反響を呼んだだろうか。 と述べている。これは、事実誤認ではないか。こういう話は初めて聞いた。花岡氏は続けて、 教育再生のポイントがそこにのぞいている。「おとうさん、おかあさんを大切に」というしごく当たり前の徳育だ。家族の情愛、生命の尊さ、師(先生)への尊敬、善悪の区別、日常のあいさつといった基本から叩き直してほしい。これが「宗教的情操の涵養」ということだろう。特定宗教の押し付けではない。人間の生き方のイロハであって、法律以前の話だ。 と述べる。「人間の生き方のイロハ」云々以前に、花岡氏はジャーナリストとしてのイロハがで