暴走するネット規制 、あるいは「ネットで婚活」終了のお知らせ:小寺信良の現象試考(1/2 ページ) 今年4月から施行された、いわゆる青少年ネット規制法(「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律」)では、青少年へのフィルタリングが義務付けられた。またサーバ管理者は、青少年に有害な情報が発信されたと知ったときには、青少年が閲覧できないような措置を行なう努力義務が課せられた。 さらに最近はどうもこの青少年保護を理由に、ネットに対する過激な規制論が各所から飛び出してきている。 児童ポルノ禁止法(「児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律」)の単純所持規制も、大きな話題だ。これは一見するとネットと関係ないように見えるが、児童ポルノに限らずポルノ全般に関しては、今やその主な流通ルートがネットであることから、サイトへの接続を強制遮断するブロッキ
インターネット対応のテレビやパソコンなどを使い、過去の番組を有料配信するサービス「NHKオンデマンド(NOD)」が始まって、半年あまりが経過した。「懐かしい番組をもう一度」と鳴り物入りでスタートしたが、利用は予想を大幅に下回っている。あわてたNHKは5月以降、朝ドラのヒット作を無料で配信。こうした打開策が利用増に結びついたものの、赤字解消にはほど遠い事態に陥っている。(草下健夫) NODは昨年12月のスタート当初、番組購入者を「今年3月に月間8万1000人」と予想(パソコンとテレビの合計)。ところが実際は、3月、4月とも各1万4000人にとどまっている。パソコンでNODを利用するには、無料の会員登録をし、見たい番組を1本105〜315円で選んで購入する(まとめ売りもある)のだが、「会員登録はしても、意外に番組購入のボタンを押してもらえない」(NHKオンデマンド室)という。 打開策として、N
日経7/5朝刊6面より、NHKオンデマンドの商況。 2008年12月開始 加入者はPC向けで約10万人 うち1本300円程度の料金を支払って番組配信を受けている有料会員は約2割 NHKサイドとしては、有料会員が30万人いないと採算ラインに乗らないということです。採算ラインから見ると、15倍くらいの開きがある。 ただ、採算ラインを下げる努力と、プロモーションの工夫をすればもうちょっとなんとかなりそうな気がする。結構ネット上をうろついていても、NHKオンデマンドのプロモーションには出会ったことがない。 と、思って、今しがた、Yahoo!TVで番組表を見ていたら、NHKオンデマンドの動画へのリンクが。マイケルジャクソンの番組らしく、210円で払って見てみました。支払いはYahoo!ウォレットが使えるので、支払いも簡単。ブラウザがIE限定なのは、DRMがらみなんでしょう。 会員登録も支払いも終えて
検索サービス大手グーグルによる電子図書館プロジェクトが波紋を広げている。グーグルはすでに日本の慶応義塾図書館を含む世界の大学図書館の本をデジタル化し、700万冊以上をデータベース化した。 これに対し米出版社が「著作権者の利益を不当に害する」と集団訴訟を提起、結局は和解が成立した。 問題は、米国の訴訟制度と「加盟国の著作権者を自国と同等に扱う」とした国際条約によって、米国以外の著作権者も和解の対象になってしまう点にある。9月4日の期限まで何もしないでいると和解内容に同意したと見なされる。このため、日本の著作権者らもグーグルと和解したうえで書籍データの非表示を求めるなどの対応に追われている。 インターネット時代は個々の国の著作権法だけでは縛れない新しいサービスが生まれる。日本も時代に合わせて法整備をしていかないと、今回のように米国ルールを一方的に押しつけられる事態が頻発しかねない。 訴訟の根っ
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」の公開にあわせ池袋のサンシャイン60展望台では7月14日までイベントを開催中(谷口隆一撮影) 先月27日に封切られたばかりの人気アニメ映画「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:破」(庵野秀明総監督)の上映中に盗撮されたとみられる映像の一部が、中国の動画投稿サイトにアップロードされていることが分かった。 「ヱヴァ」は公開2日間で35万人を動員、興行収入5億円を超えた話題作。2007年にもシリーズ第1作「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:破」が韓国プレミア上演会の直前、全編ネットに流出した。最近ではデジタルカメラや携帯電話でも映画1本分、ハイビジョン画質で2時間の記録を可能なだけに、劇場の混雑を隠れ蓑にした盗撮と、取り締まりの緩い中国サイトでの“上映”が相次ぐことも予想される。 今回、流出した動画には、「ヱヴァ−新劇場版」四部作の後半を左右する重要なシーンも盛り込まれている。
国や地方公共団体等により提供されるインターネット情報を国立国会図書館が収集することを可能とする「国立国会図書館法の一部を改正する法律案」(第171回国会 衆法43号)が、2009年7月2日に衆議院本会議で、同3日に参議院本会議でそれぞれ可決され、成立しました。 国立国会図書館法の改正について(国立国会図書館ウェブサイト) http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2009/1187551_1393.html (プレスリリース) http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2009/__icsFiles/afieldfile/2009/07/09/pr20090708.pdf 提出時法律案、要綱(衆議院ウェブサイト) http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/g17101043.htm
建設をめぐり賛否が渦巻くアニメやマンガの「殿堂」、国立メディア芸術総合センター(仮称)の第1回設立準備委員会が2日、文化庁で開かれた。同庁は、当初案に盛り込んだお台場への立地や新築にこだわらず、事業委託の形で運営の一部に国費を回すなど、センターのあり方について実質的に軌道修正。幅広い議論を呼びかけた。 マンガ、アニメ、ゲーム、メディアアートの専門家らが出席。青木保長官は冒頭で「(既存の建物の)改装も含めて考えたい」と述べ、お台場への立地も含め、新築にこだわらない考えを示した。委員からは「既存の美術館との合築も考えては」との意見も出た。 運営費も、これまでは「国費は使わず自己収入で」という方針だったため、「ハコだけで中身がなくなる」との批判を招いたが、高塩至次長は「メディア芸術祭を含む大規模な展覧会や調査研究、人材育成などには国が事業委託したい」と述べ、運営費の一部に国費を回す考えを示し
ご覧の通りコピペ中心のサイトなので、当然ながら著作権は主張いたしません。 したがって、当サイトへのリンク、転載(改ざんは不可)はご自由にどうぞ。 当方の許可をとる必要もありません。 葉梨議員が弁明しているのは、2009年6月26日の 衆院法務委員会 児童ポルノ禁止法改正案審議 におけるご自身の答弁についてです ちなみに、この答弁における葉梨議員の発言要旨は、当サイトの記事(http://source-stat.blog.so-net.ne.jp/2009-06-26-1)で以下のようにまとめました 【 自由民主党 葉梨康弘 議員 発言要旨 】 ・メール、郵便、FAX、いかなる手段で児童ポルノを所持していても逮捕する ・電子メールに児童ポルノが添付されているかどうかは、ファイルを開く前に分かるはず ・電子メールがきたら児童ポルノだと思えばいい ・映画、出版物、大女優だろうと関係ない、今までの
7月1日付けの「東京新聞」と「日刊ゲンダイ」。 6月26日の法務委員会で、私が、児童ポルノ禁止法改正案の与党案が成立すれば、宮沢りえさんの「サンタフェ」を1年以内に廃棄しろと答弁した旨の記事が載り、私自身目を疑った。 私は、そんな直截的な答弁は行っていない。 具体の「サンタフェ」という書籍は、私自身見てもいないため、そもそも「児童ポルノ」か否か判断できようはずがない。 これまで述べたように、法制定時、児童の裸の描写物は、基本的には「児童ポルノ」に含めていこうという方向で検討を行ったが、医学書や家族の記録等を除くため、「性欲を興奮させ、刺激するもの」という限定が付された。 そして、この「性欲を興奮させ、刺激するもの」の解釈については、法施行後相当詳細な判例も示され、かなり具体的な限定となっており、決して「あいまい」なものではない。 なお、衆議院法制局に問い合わせたところ、その判例
大手メディアがイランの情報統制で取材を断念せざるを得ない状況の中、Twitterによる市民報道は話題を呼んだ。その現場では一体何が起きていたのだろうか 2009年6月12日に行なわれたイランの大統領選挙で、現職大統領であるアフマディネジャド氏が再選と伝えられたものの開票不正疑惑がもちあがり、ムサビ派を中心とした抗議行動が続いています。 イランは言論統制が非常に厳しい国で、テレビは国営放送のみ。電話も不通になることがあり、新聞や雑誌は検閲をされています。現職アフマディネジャド氏にとって有利な報道しかされません。 日本在住のイラン人留学生の方いわく、イランの家族に電話をかけると「ムサビ」や「選挙」といった言葉を発した途端に電話が切断されてしまうと言い、盗聴されている可能性が高いとのこと。また、海外のテレビを見るためにチューナーをつけることは違法で、見つかると撤去されてしまうそうです。 そこでム
宮沢りえさんのヘアヌード写真集などを巡って紛糾した児童ポルノ禁止法改正案の審議。その後も与党の法案提出者が、自らのブログで、誤解されたと訴えたうえで、民主党案を批判している。こんな混乱の中で、修正して可決するというのは本当なのか。 法案提出者がブログで「誤解」と訴え 児童ポルノなのか、そうでないのか――。17歳で撮ったともされる宮沢りえさん(36)の写真集「Santa Fe」。2009年6月26日の衆議院法務委員会で取り上げられ、新聞各紙やネット上でも話題になった。 これに対し、法案提出者である自民党の葉梨康弘議員が、発言が誤解されたとして、自らのブログで7月2日、大反論を繰り広げている。 葉梨議員は、りえさんの写真集を1年以内に廃棄しろと発言したと一部の新聞が誤報したと主張。自らは、見ていないため児童ポルノか判断できず、「そんな直截的な答弁は行っていない」と反論した。新聞やネット上の情報
6月27日、アニメ映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』が公開される。1995年から翌96年にかけて放送されたテレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のストーリーをベースに、新キャラクターや新たなエピソードなどを加えた四部作の第二弾である。第一弾の『序』は、一昨年に公開され、約200万人を動員、興行収入20億円の大ヒット作となった。今作では新キャラクター、真希波・マリ・イラストリアスが登場。また、今までにはなかったストーリー展開が期待され、公開前から前作以上の盛り上がりを見せている。 そんな中、各企業のタイアップ商品・キャンペーンが巷(ちまた)をにぎわせている。UCC 上島珈琲の「UCC COFFEE ミルク&コーヒー ヱヴァンゲリヲン缶250g-2009年度バージョン-(通称ヱヴァ缶)」、NTTドコモの「SH-06A NERV(通称ヱヴァ携帯)」、ローソンの「ヱヴァンゲリヲンキャンペーン」、
「サンタフェ」で批判殺到…あの議員を直撃、反論 自民・民主修正協議へ ネット動画を通じ「Santa Fe」否定派の急先鋒と批判が集中した自民党の葉梨康宏議員(クリックで拡大) 児童買春・ポルノ禁止法の改正法案で、与党と民主党は修正協議に入ることで合意した。しかし、先月26日の衆議院法務委員会で女優の宮沢りえが18歳の時に出版したヌード写真集「Santa Fe」(サンタフェ)の「単純所持」も処罰すべきと主張した自民党の葉梨康宏・衆院議員のもとには、今も批判が殺到しているという。その葉梨氏本人が4日までに夕刊フジの取材に応じ、「『サンタフェ』がアウトなんて一言も言っていない」と猛反論した。 問題となっているのは、ネット動画を通じてで広まった民主党の枝野幸夫議員とのやり取り。 枝野氏「サンタフェは調べても(撮影当時の宮沢の年齢が)17歳か18歳か分からなかった。10年前、20年前とかに販売されて
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