自民党総裁選の立候補者による討論会で意見を述べる河野太郎元副法相(中央)、右は谷垣禎一元財務相、左は西村康稔前外務政務官=東京都千代田区の日本プレスセンターで2009年9月19日午後3時34分、須賀川理撮影 自民党総裁選(28日投開票)に立候補した無派閥の西村康稔前外務政務官(46)、麻生派の河野太郎元副法相(46)、古賀派の谷垣禎一元財務相(64)は19日、東京都内で開かれた日本記者クラブ主催の討論会に出席した。衆院選惨敗を受けた党改革について、西村氏は「派閥を解消し、世代交代を進める」と明言。河野氏も派閥主導の党運営を厳しく批判した。これに対し、谷垣氏は「党の人事は適材適所だ」と述べ、挙党一致を訴えた。 西村氏は18日に町村派を離脱したが、立候補に際しては同派の森喜朗元首相から助言を受けるなど派閥色が強く、党内には「中堅・若手の分断が目的の出馬」との批判もくすぶる。こうした疑念を解消