総務省関東総合通信局は1月23日,災害時の情報提供を目的とした「地域防災コミュニケーション支援システム」の実証実験を池袋で実施した(開催案内資料)。実証実験の内容は,(1)災害情報やIPカメラで撮影した池袋駅の映像を,池袋駅周辺に設置したディスプレイに表示する,(2)災害対策本部が収集した災害情報をGIS(Geographic Information System)を利用した地図上にマッピングし,ディスプレイに表示する,(3)無線LAN基地局の一部が停止した場合でも,別の基地局を経由して情報を送信できるか,(4)電波が届かない場所に可搬型の基地局を移動させて,通信ができなかった場所で通信ができるようになるか,などである。 ディスプレイは液晶のほかに,都営バス東池袋二丁目停留所と豊島郵便局は,凸版印刷が開発した電子ペーパーを利用した(写真1,2)。電子ペーパーはデジタルサイネージ用として期待