中村天風著『運命を拓く 天風瞑想録』 前回の記事では第九章「第一義的な活き方」の前半部分を要約していきました。 今回は後半部分です。 「できるだけ平素、幸福の方面から人生を考えよ」 自分の心でもってすべてのことを幸福にしてしまいましょう。 このような苦しいときも楽しむといった態度を持つというのは、言うだけなら簡単かもしれません。 でも天風氏の本を読みこんでいると、鍛錬すればできるようになるかも、という前向きな気持ちになってくるから不思議です。 いつわりのない本物の感情 つまらないことに泣いたり、怒ったり、心配する僕たちの感情は、本物の感情ではないと思ってください。 修行を積むことで本当の気持ちが出るようになり、感情をいつわらなくなります。 今までの汚れた心を綺麗にしようという「望み」があるのなら、環境を呪い、運命を悲しむことをやめましょう。 生きていることを、ただありがたく感謝しましょう。
![『運命を拓く』要約と感想その11。自分をいつわらない](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f212878803f83fa7ddeed3bd9153c25e6a3229c7/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fito-mind.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2020%2F10%2Fdaniel-mingook-kim-UXR-t8CZ1U-unsplash-scaled.jpg)