「神の使い」として、地元住民や観光客に親しまれる奈良公園のシカ。しかし、そんなシカの身体には、感染症などを引き起こす可能性がある「マダニ」がついているという投稿が話題になっています。奈良を訪れた際には、シカとどう接すればいいのでしょうか。奈良でシカの保護活動をする愛護団体に話を聞きました。 奈良公園のシカ(画像提供:えねるさん/@enelusan) 奈良公園を中心に生息する野生のシカは国の天然記念物に指定されています。シカの保護活動を行う一般財団法人奈良の鹿愛護会の調査によると、奈良公園に生息するシカは2022年度で1182頭。そのうち204頭がオス、747頭がメス、231頭が小鹿です。 奈良公園にはシカ目当てに国内外から多くの人が訪れ、観光客がシカに鹿せんべいをあげる光景はおなじみのものになっています。しかし、そんな奈良公園のシカについて、Twitter上ではこんな投稿が拡散されています