20~30代は早起きが苦手 もちろん最初のうちはきついだろう。気ままな学生生活に加えて、若者の体はもともと中高年よりも夜型になりやすい傾向がある。まして仕事や趣味で就寝が遅くなれば睡眠時間も減り、ますます早起きがつらくなっていく。 2013年に花王「生活者研究センター」が首都圏に住む20~60代の男性3168人に調査したところ、「起床時によく眠った感じがしない日が週に2日以上ある」と答えた人は、50代が55%だったのに対し、20~30代は61%もいた。 ほとんどの人はやがて新しい生活に適応していく。最初はつらくても、否応なく早起きしているうちに体内時計が朝型になり、徐々に早起きに慣れていくものだ。 しかし、「中にはどうしても早起きできない、いわゆる夜型体質の人もいる」と内山さん。こういう人は早起きを続けても体内時計が夜型に固定されたままで、深夜になるまで眠くならないし、早起き習慣もつきにく