人工知能の技術を使って、糖尿病の患者が半年後までに、より症状が重くなる合併症を発症する可能性があるか予測するシステムを、藤田保健衛生大学などの研究グループが開発し「これまでの医療が変わるきっかけになる可能性がある」としています。 このシステムは、糖尿病患者のそれまでのカルテのデータを入れると、半年後までに糖尿病性腎症を発症するか予測します。過去の患者のデータを使ってシステムを検証したところ、71%の確率で正しく予測できたということです。 グループでは、糖尿病性腎症を予測できれば、必要に応じて薬を変更したり栄養指導の回数を増やしたりするなどして未然に防ぐことができるとしていて、今後は予測精度のさらなる向上を目指すとしています。 藤田保健衛生大学の鈴木敦詞教授は「あらゆるデータを把握して、病気の進行を極めて早い段階から予測することはこれまで不可能だった。症状が出る前から予測に基づいた指導や対策
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