ギリシャの首都アテネで、古代ギリシャの太陽神アポロンの像とその奧の空に浮かぶ皆既月食の月(2018年7月27日撮影)。(c)AFP PHOTO / Aris MESSINIS 【7月28日 AFP】「ブラッドムーン」とも呼ばれる皆既月食が27日から世界各地で観測された。今回の皆既月食は15年ぶりの火星の大接近とも時期が重なり、世界の天文愛好家は魅惑の天体ショーを堪能した。 今回の皆既月食は今世紀最長で、グリニッジ標準時(GMT)27日午後5時14分から同11時28分(日本時間28日午前2時14分から同8時28分)の6時間14分にわたり、地球上の約半分の地域で月が一部または完全に地球の影に隠れた。月が最も暗くなる完全な皆既状態となる「皆既食」は、GMT27日午後7時30分から同9時13分(日本時間28日午前4時30分から同6時13分)までだった。 同時に、夜空で月の近くに浮かぶ火星も肉眼で見