日本の新しい小型ロケット「イプシロン」の打ち上げ能力を高めようと、改良型のエンジンの燃焼試験が秋田県にあるJAXA=宇宙航空研究開発機構の実験場で行われ、試験は成功しました。JAXAによりますと、真空の状態を作り出して行う燃料が10トンを超える大規模なエンジンの燃焼試験は、2001年以来、14年ぶりだということです。 改良型のエンジンの燃焼試験は、秋田県能代市にあるJAXA能代ロケット実験場で21日午前11時から行われ、真空状態を作り出した機器の中で、2分余りエンジンを噴射させました。 改良されたのは「イプシロン」の2段目のエンジンで、直径がこれまでより40センチ大きくなり、2メートル60センチになっています。また、燃料もこれまでより4トン余り増えて15トンになっています。 今回の改良では、高度500キロ付近まで打ち上げることができる衛星の重さを、従来の450キロから590キロに増やし、打