英会話で人に違和感を与えるものの一つに、一つの話を始めて、それを受け継ぐときに出てくる、it, this, thatの使い間違いがあります。使い間違いと言うと言い過ぎかも知れませんが、そこでの流れから考えて、座りの悪いものがあるわけで、相手におやっと思わせ、その意味で本来すっと流れるべきコミュニケーションが損なわれてしまいます。 この it, this, that は、いずれも自分が今しがた発言したことを受けて、次の話をするときに使いますが、基本は it であり、何か格別強調する理由があるときにthisまたはthatを使いますから、場違いなthisやthatが入ると、聞いている方は何か落ち着かない気持ちになってしまうものです。そこで、きょうは、これの基本的な使いわけをご説明いたします。 ★ 辞典の説明 英英辞典、例えば、手元にある Macmillan English Dictionary