MicrosoftとGoogleは、書籍のオンライン検索の技術に関しては、いつもと逆の役割を演じることになった。今回は、MicrosoftとオープンテクノロジーのコミュニティがGoogleに対抗しており、Google側は、攻撃的で、尊大で、強引に自分たちの主張を通そうとしているように感じられる。 Google Print(Book Searchに改名)への野心は衰えたとはいえ、インターネット検索の成功者であるGoogleは、出版と最新技術が交錯する場では、今だに多くの人々に軽蔑の目で見られている。 Googleは、問題をGoogleの野心とオープン技術陣営との対立として取り上げられたことに驚いているという。Googleは基本的にオープン技術には好意的であり、自社の開発でも、Summer of Codeでも、大学への寄付でも、オープンソースへの支援においても、そうした態度を取っている。
7月の上旬からこのブログを書き始めて5ヶ月になりました。当初の終了予定だった10月を1ヶ月過ぎてしまいましたが、今回でこのブログはおしまいにしたいと思います。 期間中、はてなでのさまざまな取り組みを紹介しながら、色々と感じていることを書いてきましたが、その根底には「色々な事をオープンにしよう」という思いが流れているように思います。 社員どうしの関係をオープンに、会社とユーザーとの間もオープンに、言いたいことがもっと言えるように、良い意見はきちんと吸い上げられるように…。そんな風に、色々なものをもっとオープンにすると結構良いことが多いですよ、というようなことをずっと書いてきたような気がします。 なぜこんなにオープンさのことばかり考えているのでしょうか。なぜそれが重要だと思うのでしょうか。それはインターネットができたからだと思います。 今年はインターネット誕生10年、といった言われ方もして「こ
今日はなんだか喉が痛く、背中もぞくぞく、頭痛もして、なんだか体調がとても悪いのですが、これだけは書かなくてはと思い、書きます。 以前、こちらで書いたように、TOEICを受験してきました。 そして、その結果が届きました。 なんと、890点で、3年前より85点アップしていました。 内訳はリスニングが495点、リーディングが395点。どちらも前回よりアップしていますが ものの見事に差が開いてしまっていますがどちらもアップしました。 しかしながら、読解や文法、単語などの勉強が思うように出来ていない印象です。 リスニングは毎日のようにインド英語、シンガポール英語(シングリッシュ)、オーストラリア英語などを聞いているせいか、多少変わった発音でも聞き取れるような耳になってきており、TOEICのリスニングの標準的な米語の発音が楽に聞き取れるようになったのかもしれません。 それから、もしかしたら、直前対策用
いまや、デザイナーですら、phpを使う時代になった。猫も杓子もphpである。以前は、「htmlが書けなきゃwebデザイナーじゃないよね」と言われていたのが、次第に「cssも書けなきゃ」「JavaScriptぐらい読めなきゃ」「phpを使えなきゃ」と、敷居があがってきた。webデザイナーの人たちも大変である。 phpは、確かに手軽に使える言語であり、いままでプログラミングに携わったことのない人であっても少し勉強すれば簡単なプログラムが書けてしまう。まして、C++やJavaで鍛えあげられたプログラマなら見た瞬間使えると言っても過言ではない。 しかし、セキュリティを確保することはそう簡単な問題ではない。このたび、ソシム株式会社から発売になった「PHP サイバーテロの技法 攻撃と防御の実際」(asin:4883374718)だが、この本は素晴らしい。現状知られているメジャーな攻撃方法14種類につい
ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち 作者: ポールグレアム,Paul Graham,川合史朗出版社/メーカー: オーム社発売日: 2005/01メディア: 単行本購入: 102人 クリック: 4,656回この商品を含むブログ (577件) を見る 今更ながら読みました。この本を読むべき人間は、学生か大企業の中で悶々としている技術者(特にプログラマ)なのだと思います。日本でプログラマ、特にハッカー気質を持つプログラマはこれまではある意味「カネ」にはキレイでいようとする感じが強かったように感じます。それはプログラムが科学分野で使われ、その科学分野においてはカネを稼ぐ研究よりは困窮しながらひたすらストイックに基礎研究に没頭することが美徳とされてきたからなのでしょうか?複雑な公式を用いた、多くの引用を用いた分量の論文を多く出すことが評価されてきたからなのかもしれません。 ハッカーと画家で
日本に出張する時は、片道9時間以上かかる飛行機での中の時間を有効に使うために、何か課題を持っていくのだが、今回はこの本、iCon Steve Jobs: The Greatest Second Act in the History of Business (和訳の題名は「スティーブ・ジョブズ・偶像復活」)。 あまりにも面白くて、一気に読んでしまった。日本行きの飛行機に乗ってノートパソコンの電源を入れなかったのは初めてだ。 マイクロソフトばかり見て過ごしてきた私にとって、アップルの歴史を振り返って見ることはとても新鮮だったし、何と言っても勉強になったのは、ジョブス(ジョブズ?)がピクサーを買ったいきさつから、米ディズニーとのパートナーシップを結ぶまでの経緯。私の会社も米ディズニーと親密に仕事をさせてもらっているだけに、臨場感がありとても楽しめた。 スティーブ・ジョブスという魅力的な男を中心に
『変身』1点(100点満点中) 全部作り直す以外に道はない 以前、あまりミステリを読んだことのない女友達(30代 美人)に、「何かいい本はない?」と聞かれたとき、私は一冊のミステリ小説を彼女に紹介した。 その本は、最初の1ページから抜群に面白い、いわゆる「猛烈な面白さの引力に引き込まれる」タイプの小説で、その作家の代表作のひとつとされる、紛れもない傑作だった。そして、その作品最大の特長は、冗談抜きで「最後の1行で涙があふれる」感動の恋愛物語であるという事だった。 それはもう、世界の中心で何かを叫んで喜んでいるような人が読んだら、あまりのレベルの違いに腰が抜けるであろうと思われる大傑作だ。その彼女もいたく感激したようで、おかげでそのお礼に、私にすばらしい一夜をプレゼントしてくれた。 ……わけはなく、「次はもっと面白いのを買って」などという、困難極まりない課題を私に課したのである。美人とは、同
2005年11月03日22:57 カテゴリ書評/画評/品評 戦後一世紀 - 書評 - 坂の上の雲 といっても、日露戦争から数えてなのだけど。 坂の上の雲 司馬 遼太郎 時期といい戦歴といい、まさに20世紀の戦争のあり方を決めた戦争だったように思われる。キーワードを思いつくまま挙げてみる。 「最後の絶対王政国家」vs「最新の国民国家」 帝国主義 大量破壊兵器 「メディアの戦争」 権威主義vs.実力主義 この戦争を描いた本として日本で筆頭に挙げられる本書だが、ファンから石が飛ぶのを覚悟して言うと、司馬遼太郎は小説家としては稚拙だと思う。文章はあっちに飛びこっちに飛びで、筋を追うのははなはだ困難だ。小説なのにところどころで著者の独白が入るのも興ざめものだ。秋山兄弟を主人公に据えたのは慧眼だが、いくら秋山真之の学友だからといって、正岡子規まで描き込むのは焦点ぶれぶれという感じである。 しかし、その
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