■人材活用へ広がる「ダイバーシティ」 前向きな女性を応援する朝日新聞名古屋本社のプロジェクト「ヨクバリージョ+(プラス)」。「パートナー」の支え合いをテーマに毎週木曜日にお届けしてきた特集の4回目は、職場の「ダイバーシティ」(多様性)を取り上げます。東海地方の企業でも、働く人を支える取り組みが広がりを見せています。 4月、愛知県刈谷市の刈谷駅近くに、就学前の子どもを100人受け入れられる託児施設が開所する。運営するのは、デンソーや豊田自動織機などトヨタ自動車系の部品メーカー5社が出資してつくった会社だ。 デンソーのダイバーシティ課によると、社員の仕事と家庭の両立の支援策を考えるなかで5社の課題や方向性が一致。共同で運営することで規模のメリットも生かせると判断し、2007年に会社を設立した。 4月に開設する託児施設は6カ所目で、最大の施設だ。すべての施設が午前7時から午後8時半まで開