大人気の秘密は、アニメ「妖怪ウォッチ」の第1話にあった。 ある夏の暑い日。主人公の小学生ケータが、友達のクマやカンチと一緒に、「レアな虫」を求めて昆虫採集している。森の奥深くで、古びた「ガシャガシャマシン(カプセル入り玩具の自動販売機)」を見つけたケータ。硬貨を入れ、ハンドルを回して出てきたカプセルを開けると、「妖怪執事ウィスパー」が飛び出してきた。 彼からケータに手渡されたのが、「妖怪ウォッチ」と呼ばれる不思議な腕時計だ。妖怪ウォッチから発する光によって、人間がふだん目にすることのない妖怪の姿が浮かび上がる。物語はこうして幕を開けるのだが、注目すべきはこの腕時計ではなく、昆虫採集という遊びだ。 「昆虫採集と、日常に潜む妖怪を探すという『妖怪ウォッチ』のコンセプトが、同列の行為だと象徴的に示されたシーンです」 ゲーム評論家のさやわかさんは、そう解説する。日常生活の延長線上に、あたかも本当に
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