ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が「PS3」の欧州での発売を、「部品不足」の理由から、07年3月上旬に発売を延期すると06年9月6日に発表した。欧州での発売延期の発表はこれで2度目。ソニーに生産を任せているSCEの久夛良木健社長は記者会見場で「 (ソニーが部品の量産を)できないということは何か能力が欠けているのだろう」などと発言、「グループに不協和音」が生まれていると報じるマスコミも出た。 親会社ソニーに対するやるかたない不満なのだろう、久夛良木社長はSCE本社でソニーに対する批判の言葉を並べた。日本経済新聞(06年9月7日朝刊)によれば、発言の要旨は以下の通りだ。 「ソニーには何か能力が欠けているのだろう」 「(ソニーが部品の量産を)できると言ったからSCEは出荷計画を発表したが、できないということは何か能力が欠けているのだろう」「ソニーの物作りの力が落ちているのではと問