無差別犯行はゲーム? 犯行時も格闘ソフト所持 茨城8人殺傷事件 茨城県土浦市の8人殺傷事件で、逮捕された無職の男(24)が犯行時のリュックサックに、敵を切り倒していく内容の携帯型ゲームソフトをしのばせていたことが25日、県警の調べで分かった。県警はゲームの世界と現実を倒錯させ、無差別殺傷に及んだ可能性があるとみて追及している。 調べによると、容疑者が所持していたのは「ニンジャガイデン」という人気格闘ゲームシリーズの携帯型ゲーム機用ソフト。 容疑者はサバイバルナイフなどを両手に持って、JR荒川沖駅からショッピングセンターを大声を出しながら駆け抜け、警察官を含む8人を次々に切り付けていったが、ゲームは主人公が刀などで目の前に現れる相手を切り倒していく内容だった。 臨床心理士の矢幡洋氏は「弱い人間を狙ったというより、ゲームの形式を踏襲し、制限時間内に何人殺傷できるか競っていたような印象がある」と