2009年08月06日 性的虐待の経験で、その後の身体疾患のリスク上昇。 1980−2008年に報告された23件の論文をまとめたところ、性的虐待の経験があるグループは、ないグループと比べて、機能性胃腸障害(過敏性大腸炎など、2.43倍)、非特異的慢性疼痛(2.20倍)、心因性てんかん(2.96倍)。慢性骨盤痛(2.73倍)のリスクが高かった。論文はJournal of the American Medical Association 2009年8月5日号に掲載された。 一方、肥満、頭痛のリスクは高くなかった。性的虐待全体でみると、繊維筋痛症のリスクは高くなかったが、レイプの経験に限定すると、繊維筋痛症のリスクが高くなった(3.35倍)。 レイプ以外の性的虐待としては、性的暴力の脅し、加害者の性器を無理に見せられることや触らされることなどが含まれていた。 23件の研究のうち12件は米国