不況で失業が相次ぐなか、ブラジル人学校の子どもの半数までが退学――。こんな実態が文部科学省の会合で報告された。日系ブラジル人の親が企業から解雇され、学費が払えなくなったとみられる。公的な助成の乏しさから、学校も今後閉鎖するところが増えそうだという。 報告されたのは、ブラジル人学校の関係者や行政の担当者らが集まって5日、文科省で開かれた会合。埼玉県鴻巣市でブラジル人学校を運営し、同種学校の協会の代表も務める吉村ジュリエッタさんは、全国に約90あるブラジル人学校のうち39校分の実態をまとめた。それによると、昨年11月以降、在籍者6367人の46%に当たる2928人が退学したという。日本の公立校に編入した子は1割程度にとどまり、4割は帰国したという。 岐阜県庁の担当者によると、同県では1月末までに約3千人の日系ブラジル人が失業し、県内7校のブラジル人学校で児童・生徒が約4割減った。250人程
施設・研究室訪問 富山県心の健康センター「こころのリスク相談」と富山大学病院「こころのリスク外来」 統合失調症の早期診断・早期治療を目指す 統合失調症は思春期から青年早期に好発し,約120人に1人が罹患する。薬物療法や心理社会療法が進歩する一方,依然として症状の持続や再燃に苦しみ,社会的機能やQOLの低下を余儀なくされる患者が少なくない。富山大学大学院神経精神医学の鈴木道雄教授らは統合失調症の早期診断・早期治療の推進を目的に富山県心の健康センターと共同で「こころのリスク相談」,さらに同大学病院神経精神科に「こころのリスク外来」を開設した。同教授にその活動の意義や現状などについて聞いた。 臨界期の精神病未治療期間を把握 統合失調症などが発症してから薬物療法が開始されるまでの時間的遅れは精神病未治療期間(DUP)と呼ばれ,DUPが長いほど臨床的転帰が不良と報告されている。そこで, 発
外国人労働者が多い浜松市に本社を置く自動車メーカー「スズキ」が、景気悪化の影響で近くの各種学校に通えなくなる南米系の子供たちの授業料を肩代わりする計画を進めている。 失職する親が相次ぎ、退学者が増加傾向にあるためだ。 スズキも派遣労働者の削減を予定するが、「従業員の子供かどうかに関係なく支援したい」としている。早ければ年明けに事業をスタートさせる。 支援対象は、日本語や母国語の学習を支援する浜松市の「ムンド・デ・アレグリア」(喜びの世界)。外国人の採用を担当した元スズキ社員が2003年、個人で開校。04年に各種学校になり、スズキなど地元企業が毎年、2000万円程度の寄付を行ってきた。 学校には現在、ペルーやブラジル出身の派遣労働者らの子供101人(4~17歳)が通う。授業料は月1万5000~2万円だが、「親が職を失い、払えなくなった」として10、11月に計12人が退学。失職した10人の親か
小児科受診で将来の暴力行為を予防可能 〔米オハイオ州クリーブランド〕バンダービルト大学(テネシー州ナッシュビル)Monroe Carell Jr.小児病院小児科のShari L. Barkin部長は,診察室での短時間のインターベンションにより,将来的な小児の暴力行為を予防することが可能だとPediatrics(2008; 122: e15-e25)に発表した。同部長によると,暴力行為との相関性がこれまでに示されている因子を変えるという概念に基づいた"先行ガイダンス(anticipatory guidance)"を提供することで将来の暴力行為が予防できるという。 このような因子には,暴力的なメディアゲームや暴力的内容が多く含まれるメディアとの接触機会を小児に与えすぎることなどがある。暴力に結び付く他の要因は,体罰や安全に保管されていない家庭の銃器などである。 親と小児科医との会話は実際に
僕の患者さんで6人兄妹で5人が統合失調症の人がいる(実はこういうパターンをどの病院でも必ず診る)。 その5人中、4人を診ているのだが、診ていない1名は他病院に今も入院中であり、詳しい病状は知らない。少なくとも精神科病院に長期入院しているのでそのレベルだと思っていた。うちの患者さんの4名は全員外来レベルなので、つまり治療がまだうまくいっているのだろう。 不思議なことに、この4名は薬がけっこう違う。1名はリスパダール。1名はプロピタンとリスパダール。1名はプロピタン単剤。あと1名はセレネースとセロクエルである。全員、量は多くはない。実はこれらの処方はもう5年以上前からほとんど変わっていない。 ① アキネトン 0.5㎎ リスパダール 1㎎ セパゾン 2㎎ ② プロピタン 100㎎ リスパダール 1㎎ アキネトン 1㎎ ユーロジン 2㎎ ③ プロピタン 80㎎
一昨年秋、大学病院で「統合失調症」と言われ、薬を飲み始めた神奈川県の中学生A君(14)。ひどい倦怠(けんたい)感に苦しみ、ろれつが回らず、歩くとよろけて倒れた。 「このまま薬を飲み続けたら、どうなりますか」。母親が尋ねると、医師は「100ある能力が70になります」と答えた。 両親は、カウンセラーに紹介された東京都目黒区の「林試(りんし)の森クリニック」を親子で受診した。 院長で児童精神科医の石川憲彦さんは1時間以上かけて話を聞いた。学校でのいじめ、休みもなく野球の練習に没頭する毎日……。 石川さんは、それらが重なり、一時的に心理的な混乱が起きたと判断、さらに統合失調症と診断された絶望や恐怖で「急性ストレス障害」を発症したと診断した。そして「統合失調症は明らかな誤診」と告げた。 A君の場合、大学病院で「暗闇が怖い」「何か見える気がする」などと話したことが、統合失調症という誤診につながった。
Bullies may enjoy seeing others in pain Brain scans show disruption in natural empathetic response Peer-Reviewed Publication University of Chicago Unusually aggressive youth may actually enjoy inflicting pain on others, research using brain scans at the University of Chicago shows. Scans of the aggressive youth's brains showed that an area that is associated with rewards was highlighted when the y
2008-11-10 ■ EurekAlert!(http://www.eurekalert.org/)より 2008-11-10 学校の食事から炭酸飲料を排除しても総摂取量には影響しない 論文 栄養 Eliminating soda from school diets does not affect overall consumption 10-Nov-2008 http://www.eurekalert.org/pub_releases/2008-11/ehs-esf110708.php 子どもの肥満が増加しているため、学校管理者や公衆衛生当局が学校で砂糖入りの飲料を制限したり… 2008-11-10 ビタミンEとCサプリメントは男性の心血管系疾患予防に効果はない 論文 CAM Vitamins E and C supplements not effective for prevent
家庭で暮らせない子供たちが生活する児童養護施設などのケアの実態について厚生労働省は30日、初の全国調査結果をまとめた。児童養護施設では入所児の2割に発達障害・行動障害やその疑いがあった。入所児の1割は「この施設でのケアは適さない」と答えるなど、対応が追いつかない現状が浮かんだ。 対象は児童養護施設559カ所・約3万人のほか、乳児院、児童自立支援施設など計1040施設で、平均回答率87.21%。 家庭で虐待を受けた子供は▽児童養護施設59.2%▽乳児院34.6%▽児童自立支援施設63.5%。 発達障害や行動障害と診断されたり疑いがある子供は▽児童養護施設20.0%▽乳児院13.3%▽児童自立支援施設39.6%--にのぼった。 児童養護施設が「この施設でのケアが適していない」とみる入所児は9.7%だった。厚労省によると施設からのこうした回答は異例で、満杯状態でケアの難しい子供が増えたとされる施
「ゲームやテレビに1日何時間費やしますか」。小児科にかかる子どもに、電子メディアとのかかわりを尋ねる問診票を、日本小児科学会の「学校保健・心の問題委員会」(委員長、沖潤一・旭川厚生病院副院長)が作成した。「疲れた」と訴える子どもの多くに、長時間テレビやゲームに没頭している例がみられるため。学校の保健室や小児科で活用し、早期の対応につなげてもらうことが狙い。 問診票は「21世紀の小児科問診票」と名付けられ全46項目。テレビ、ゲーム、パソコン、携帯電話の利用状況を尋ね、さらに▽朝食をとるかどうか▽保健室利用の有無▽週末の過ごし方--など生活習慣も聞く。 起草した国立病院機構仙台医療センター小児科の田澤雄作部長は「スポーツで頑張り、塾や家で長時間勉強する子の多くは、夜、息抜きのためゲームに時間を費やしている。睡眠が減り慢性疲労やうつ状態に陥る子もいる」と話す。 田澤医師によると、ある中3男子は受
英国モーズレー研究所のチームとニュージーランドのチーム合同で1972年にニュージーランド南部 Dunedinで開始した出生コホート研究の結果(Paultonら, 2000)が衝撃を与えた。11歳時に児童精神科医の面接で確かめられた精神病症状様体験(psychotic like experience:PLE)が15%の子どもにあり、強く体験していた子ども(約4%)の25%が26歳時に統合失調症様障害に罹患し(オッヅ比> 16)、70%は26歳時に精神病症状を少なくとも1つ体験しており、90%は就業困難などの適応困難を抱えていたのである。PLEは15年後の精神病罹患のみでなく、精神保健全体の取り組みの有効な標識である可能性が示されたのである。http://209.85.175.104/search?q=cache:qVUswbSPYr0J:www.jamh.gr.jp/kokoro/128_k
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