『ヒット連発のお土産プロデューサーが教える 最強「ご当地定番」のつくり方』(勝山良美著、日本日業出版社)の著者は、札幌のレストラン「YOSHIMI本店」を中心に、日本全国で13店舗を経営する料理人兼経営者。2006年に観光土産品の開発に着手し、2009年に発売された「カリカリまだある?」が発売1年で4億円近くを売り上げる大ヒットに。以後もシェフとしての感性を活かしたお土産菓子を、立て続けにヒットさせているのだそうです。 本書は、そんな著者が「売れ続ける商品」を生み出すノウハウを明かした書籍。第2章「『ご当地定番』をつくるためにまず考えるべきこと」から、いくつかの要点を引き出してみましょう。 「もうちょっとだけ」がキーワード 著者が生み出すお土産菓子の特徴は、「もうちょっとだけ」がある商品であるということ。たとえば、たいていのポテトチップスはおいしい。そんな商品のジャンルに新製品を投入すると