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ブックマーク / hrkntr.hatenadiary.jp (59)

  • 「火の鳥」と「ダフニスとクロエ」 - think two things

    ストラヴィンスキー「火の鳥」とラヴェル「ダフニスとクロエ」とでは、どっちが先に作曲されたのだっけ? 響きの質としては近いものを感じているので、気になって。調べておく。 ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」 初演は1910年6月23日。パリ・オペラ座。ロシア・バレエ団の手による。指揮は誰なのだろう? 記録があれば、また調べてみたい。何でもリムスキー=コルサコフに献呈されているらしい。リムスキー=コルサコフの存在ってとても重要だなあ、と襟を正してみたり。ラヴェルやドビュッシーも、リムスキー=コルサコフの管弦楽法に影響を受けたとされている*1し、ロシアからフランスに続く管弦楽法の系譜みたいなものを、楽譜の面から調べてくれるような人が出てくればいいのだけど。と、人任せ。 ところで、国内のバレエ団で、「火の鳥」を取り上げたところはあるだろうか。舞台の写真が見たい。 ラヴェル:バレエ音楽「ダフニス

    「火の鳥」と「ダフニスとクロエ」 - think two things
  • フローラン・シュミット「サロメの悲劇」が聴ける貴重なチャンスが - think two things

    フランスの作曲家のうち、フローラン・シュミットほど日で冷遇されている作曲家は珍しいのではないか。ドビュッシーはピアノ弾きには欠かせないし、ラヴェルには熱心なファンが居る。イベールは佐渡裕のデビュー盤で話題をさらったし、オネゲルも地道だが作品の紹介がされ続けていると思う。そんな中フローラン・シュミットは、オーストリアの作曲家フランツ・シュミットと間違えられたりしながら無視され続けている。大規模なCD店に行ってみても、彼のCDを見つけられることは稀だ。フローラン・シュミットの作品で一番演奏されているのは、おそらく「サキソフォン四重奏曲」だろう。次に「ディオニソスの祭」だろうか。しかしだ、彼の「サロメの悲劇」、「詩篇47」、「交響曲“ジャニアナ”」などを無視したまま、それら2曲だけを演奏して何になるのだろう? 「詩篇47」はジャン・フルネが東京都交響楽団に関わっている頃に録音を残してくれた。「

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  • 「日本的経営が社畜を生んだ理由」だそうで - think two things

    色々読み回っていたら、こういうエントリにぶつかった。 日的経営が社畜を生んだ理由 - elm200 の日記 何と言うか、今の環境がそのまま過ぎて笑うしかない。 「社長のつもりで考えなさい」 はっきりした指示を出す工夫はしたいと思う。しかし指示が来るまで待つのではなく、自分は何をすべきか考えるのがマネージャーの仕事だと思う。物事の全体像を俯瞰し、一段高い視点から判断できるようになってほしい。自分の狭い責任範囲にこだわり会社全体の視野を見過ごさないように。 部門全体の利益、動きに敏感になって、幹部と一緒に会社を引っ張る牽引役になってほしい。 経営者の立場に身をおいてすべての判断をしてほしい。 いやあ、すごいな。こういう日人ボスっているよね。 こういうの、言われた記憶があるもの。マネジメントをする立場にある人にはそれなりの手当てがついている。大局的見地の保持と業務配分の責任がその仕事の中心。

    「日本的経営が社畜を生んだ理由」だそうで - think two things
    hrkntr
    hrkntr 2010/02/17
    読み返したら疲れた・・・。
  • 「レコード芸術」新譜月評での「吹奏楽」ジャンルの設置に寄せて~管楽器作品と吹奏楽関連の動きについて - think two things

    音楽之友社から出ている雑誌に「レコード芸術*1」というものがある。僕は中学生くらいに存在を知って、高校生から大学にかけて購読していた。ここ数年は関心のある特集が組まれる時だけ買うようにしていて、暫く間があいていた。去年久々に知り合いに見せていただいたら、CD評や広告の景色の眺め方をすっかり忘れていてドギマギしてしまった。毎月買えるような環境に戻りたいと思う気持ちもあり、、、いや、それはまた別の話。その「レコード芸術」では「新譜月評」のコーナーがあり、新しくリリースされるCDについて批評が掲載される。「交響曲」、「管弦楽曲」、「協奏曲」、「室内楽曲」、「器楽曲」、「オペラ」、「声楽曲」、「音楽史」、「現代曲」とジャンル分けがされており、それぞれ2名の評者が執筆にあたっている。 評価は「推薦」「準推薦」「無印」の3つのランクのうち1つがつけられ、2名の評者の「推薦」がついた新譜は「特選盤」とな

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  • ゲーテ「ファウスト」を巡るクラシック音楽作品 - think two things

    ヨーロッパのクラシック音楽作品を見ていると、「ファウスト」を題材にした作品が少なくないように思う。ゲーテのテキストを用いたり、「ファウスト博士」の伝説を使ったりの違いはあるが、ヨーロッパ人にとって「ファウスト」の存在が決して捨て置けるようなものでないことは伝わってくる。西部劇がいつも、「トゥーム・ストーン」で「ワイアット・アープ」で「ドク・ホリデイ」をやっているように、日が「忠臣蔵」だったり「幕末モノ」が繰り返し取り上げられているような雰囲気を連想する。 そもそもこの「ファウスト」とは、実在するゲオルク・ファウストという人物をモデルにしているらしい。神聖ローマ帝国時代に生きたドイツの占星術師・錬金術師で、1480年頃に生まれ、1540年に錬金術の実験中に爆死をしたという逸話を持つ。ゲーテがこれを題材に書き始めたのがいつなのかは分からないが、Wikipediaのゲーテの作品の項目では「一生

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  • 「ローマ大賞」の審査方法、そしてテキストと入賞者 - think two things

    リリー・ブーランジェの「ファウストとエレーヌ」を聴いてみて、「ローマ大賞(ローマ賞)」が気になってきた。フランスの作曲家の経歴などを読むとよく登場するこの「ローマ大賞」、審査の方法はこういうことらしい。 選(Concours Definitif)は応募者が芸術としての音楽を体得しているかを審査するとされた。予選通過者には4ないし5週間が与えられ、パリ音楽院の教授陣によってあらかじめ指定されたテクストに一声あるいは多声の歌唱、およびオーケストラによる曲[1]を付けることが課題とされた。 ローマ賞 - Wikipedia 僕のこれまでの理解は「受験者各自が自由にテーマを決めて書き上げた作品を提出させ審査する」だったので、上のリリー・ブーランジェのエントリでも、リリーがテキストを選び取ったような表現をしてしまっている。が、「ファウストとエレーヌ」を選んだのはパリ音楽院の教授陣ということになる。

    「ローマ大賞」の審査方法、そしてテキストと入賞者 - think two things
    hrkntr
    hrkntr 2010/01/12
    もうちょっと調べてみたい分野。
  • 良き状態での組織の維持のためには - think two things

    何も考えずに携帯から書く。呟く。 自分に問いかけている。良き状態での組織の維持がどれだけ難しいかなんて、学生の時から今の今まで、痛感してきたはずではないか、と。「属する人の素養が組織の良し悪しを規定するわけではない」という至極当たり前なことを忘れて、自分が頑張ることで困難な局面を乗り切ろうとする最近の僕は間違っているのだろうと思う。最近の僕の行動は、僕にとっては財産にはなるが、組織には何も残らないし、度を越すと負の要素にもなりうる。組織に属する人同士で共有できる形になるように、やっていることを他の何かに連結していくべきなのだ当は。なのに僕は組織を忘れて、自分の仕事だけで完結するレベルに止まって、その内容の完成度を上げることだけに専心してはいなかったか。自己を殺さないままで組織を生き生きとさせることは、きっともっとシンプルなはず。それを見つけることがアイデアの創出で、仕事筋なのだろう。

    良き状態での組織の維持のためには - think two things
    hrkntr
    hrkntr 2010/01/08
    こんなエントリ書いてたのかー。
  • 村上春樹と音楽 - think two things

    村上春樹と言えば、最近はどうもクラシック音楽らしい。「1Q84」でのヤナーチェクの「シンフォニエッタ」、「海辺のカフカ」でのシューベルト「ピアノソナタ ニ長調」*1。まあデビュー作の「風の歌を聴け」にもグールドやバックハウスが出てくるので、作品世界にクラシック音楽を登場させるのは彼の基路線と言ってもいい。「1973年のピンボール」には「調和の幻想」が出てきて、「ねじまき鳥クロニクル」では「泥棒かささぎ」を演奏するアバドとロンドン交響楽団の記述が登場してた。スパゲティーをべたくなってきた。 村上春樹に登場する音楽、最初期のほうはもっと洋楽が中心だったような印象がある。何と言ってもビーチ・ボーイズ。「風の歌を聴け」での「カリフォルニア・ガールズ」。いい曲と、さり気ない扱い。あ、読みたくなってきた。「ダンス・ダンス・ダンス」で主人公の「僕」がこき下ろす洋楽が羅列されるところは面白い。ヒューマ

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  • 交響曲の年表 - think two things

    「交響曲の年表」を無理やり作ってみた。 モーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」が作曲された1788年から始めて、第2次大戦が終わった1945年でひとまず区切っておく。作曲家が属すると思われる地域ごとに分けた。手に入った情報から随時追記を続けている。出来上がった表を眺めてたら何かを思い付きそうなので、このままにしておく。間違いや、新しい情報がありましたら、ご教示下さい。 西暦 情勢 ドイツ・オーストリア イタリア フランス 東欧・北欧 ロシア・旧ソ連 イギリス・アメリカ その他・日 1788 モーツァルト:第41番「ジュピター」 ボッケリーニ:ハ短調 Op.41 1789 フランス革命 ボッケリーニ:ニ長調 Op.42 1790 ボッケリーニ:ニ長調 Op.43 1791 ハイドン:第94番「驚愕」、第96番「奇跡」 1792 ボッケリーニ:ニ短調 Op.45 ドヴィエンヌ:ジュマープ

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    hrkntr
    hrkntr 2009/06/06
    随時更新中。
  • オバマ大統領の就任式で聞こえた音楽 - think two things

    オバマ大統領の就任式の生中継を見ていた友人によれば、オバマの娘が登場すると「テキサスの娘」が流れ、オバマ夫人が登場すると「美中の美」が流れたと言う。そこで動画を後から見てみたら、当だった。これは楽しい。聞こえにくく判別できない箇所もあり不完全だが、こんな感じ。 登場人物 作品名 選曲理由? ジミー・カーター スーザ:ヤンキー海軍の栄光 海軍出身だから? ジョージ・ブッシュ(父) ? ビル・クリントン ヴォーン・ウィリアムズ:イギリス民謡組曲より「日曜日には17歳」 17年前に当選? マリア・オバマ、サーシャ・オバマ スーザ:テキサスの娘 娘? ミシェル・オバマ スーザ:美中の美 ファーストレディへの敬意? ジョージ・ブッシュ(子) 公式アンセム「大統領万歳」 現職大統領だから? ジョセフ・バイデン ? バラク・オバマ ? きっと他の人の音楽も、因縁があったり、選び取る理由があったりするの

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  • 「スーパーマン」の音楽のダサさとか小中学校のこととか - think two things

    映画「スーパーマン」の音楽はなぜこんなにダサ恰好良いのかと考えながら聴いているうちに次の曲になってしまった。次の曲は「リバティ・ファンファーレ」だ。 思い出した。僕の小学校の給準備の音楽が「スーパーマン」だったことを。「スーパーマン」がダサいのではなくて、僕がこの音楽を体験していたシチュエーションがダサかったのかも知れない。小学校という環境のダサさとか恐ろしさなんてのは、今考えても緊張が走る。 小学校の登校の音楽はもちろん「ペール・ギュント」の「朝の気分」で、下校はやっぱり「新世界より」の第2楽章だったのだけど、給準備と清掃の音楽だけは個性が光っていて、前者は「スーパーマン」のテーマで、後者が「オブ・ラ・ディ・オブ・ラ・ダ」の運動会駆け足風のアレンジの音楽だった。僕は放送委員で、そういった決められた音楽を粛々とかけたり、全校集会の際に使用するマイクを準備したり、運動会の保護者競技の実況

  • 西村朗が語る「クラシック」〜「クラシックの魔法 スピリチュアル名曲論」 - think two things

    西村朗がこんな書籍を著したらしい。これは読んでみたい! クラシックの魔法 スピリチュアル名曲論posted with amazlet at 08.10.24西村 朗 講談社 売り上げランキング: 14263 Amazon.co.jp で詳細を見る また後できちんと調べたいが、西村朗が共著でない書籍を出版するのは初めてなのではないかと思う。吉松隆との対談形式の書籍である「西村朗と吉松隆のクラシック大作曲家診断」や、沼野雄司がまとめた「光の雅歌―西村朗の音楽」、現代の作曲家たちとの対談「作曲家がゆく 西村朗対話集」など、西村氏の音楽の背景や氏の考えに触れられるものはあったが、今回は彼自身が主導権を持って、いわゆる評価の定まったクラシックの作品を語るという。あのような厳しく独特の表情を持つ音楽を書く作曲家が、他の作曲家を、他の音楽をどう捉えているのかを知ることが出来るのだ。それは西村朗の音楽の秘

    西村朗が語る「クラシック」〜「クラシックの魔法 スピリチュアル名曲論」 - think two things
    hrkntr
    hrkntr 2008/12/16
    まだ買ってなかったw
  • 演奏会批評に存在意義はあるのか - think two things

    僕も勝手なことを頻繁に書くので人のことは言えないのだけど、クラシックのいわゆる演奏会批評というものに存在意義はあるのだろうか、と疑問に思っている。 書評なら、どんな酷評であれ、批評を読んだ人間がその書籍を手にし読みさえすれば、批評に反論したり共感できたりする。美術批評を読んだ人間は、評の対象となった作品にまた出会い、鑑賞者として参加することが出来るだろう。CD批評なら、自分自身で身銭を切って同じ立場で何かを語ることが出来るはずだ。ほか映画批評も、単発の公演でない演劇興業への批評でも、批評に接した人間が作品にアクセスする可能性は残されている。 それではクラシック*1の演奏会批評はどうだろうか。 演奏会批評の対象となるクラシックの演奏会は、他の分野の芸術やエンタテインメントとは成り立ちが大きく異なり、音楽誌や新聞に掲載される頃には既に終わってしまっている。再現不可能なものなので、存在がなくなっ

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  • ポニョで多用される3拍子 - think two things

    「崖の上のポニョ」の音楽をまだ聴いている。 この映画音楽、3拍子が多くないだろうか。久石譲はあまり3拍子を書いてこなかった印象があるものだから、ちょっと驚き気味だ。僕が何度も見ている宮崎アニメは「風の谷のナウシカ」、「天空の城ラピュタ」、「となりのトトロ」、「魔女の宅急便」、「千と千尋の神隠し」と、ちょっと偏っているので、実際のところどうなのかはちゃんと調査してみたいが、記憶を辿る限り「ナウシカ」「ラピュタ」の音楽で3拍子のものを思い出せない。「トトロ」だって、バス停のどよーんとした音楽以外にあったかどうか・・・。「魔女の宅急便」では、キキの魔法が弱くなっているシーンの音楽は3拍子だったが、他はどうだったろうか。「千尋」では千尋とハクが飛んでいるところだけが3拍子だった。 「崖の上のポニョ」は海が主要な舞台だから、意図的に3拍子を多目にしているのかな。海と言えば「海は広いな大きいな」のあの

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  • 著作権保護期間についての「延長賛成派」の意見 - think two things

    著作権保護期間について「延長賛成派」の意見を聞いた | 日経 xTECH(クロステック) はてなブックマークのコメント欄に書いたことを、こっちでも書き始めてみる。 子供は子供で生きていくだろうに。いや、一人ででも生きていける力を、つけさせてあげなければ。有名著作者の子供は、一人で生きていく業を背負う気はないのだろうか。有名著作者は自分の子供にそれを求めないのだろうか。つまらない。それに恥ずかしい。自分の子供のためだけに創作をしたのか。創造とはそんな小さなことなのか。著作者の権利を守ると言ってはいるが、僕には著作物を貶めるように見えてならない。松零士さんは賛成理由として「遺族の心情」を挙げている。そんな個人的な遣り取りの中にしか根拠はないのか。結局、気持ちの問題なのだな。それはそうと「遺族」というキーワードが、延長賛成派の口から出てきたのは収穫。見えたか、底の浅さ。 パネルディスカッション

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  • 森絵都「彼女のアリア」「アーモンド入りチョコレートのワルツ」 - think two things

    アーモンド入りチョコレートのワルツ (角川文庫) 作者: 森絵都出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/06/25メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 39回この商品を含むブログ (189件) を見る これに収録されている、残りの二つの短編を読み終えた。昨日の「子供は眠る」ほどの切実さは無かった気がする。それは描いているものの違いか。「アーモンド入り・・・」のほうはボヤッとした匂いのようなものが感じられる、不思議な作品。僕もピアノのレッスンに通っていたので、自己の体験との照らし合わせを無意識にしてしまう。色々なことを思い出した。僕もピアノ教室でマンガを読んだ。あだち充「ラフ」とか。 メトロノームを出した箇所、弱っていたのだなと分かる。何かにすがりたいという思い。

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  • 金聖響さんとベートーヴェン「エロイカ」 - think two things

    この5月8日・9日に、金聖響さんがベートーヴェン「エロイカ」を演奏するそうだ。オーケストラはオーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)。 金 聖響 Official Blog 棒振り日記: Beethoven Symphony No.3 "Eroica" http://www.asahi.com/event/TKY200604170295.html 金さんは同曲を、これまでにも20回ほど演奏しておられ、OEKとの出会いも同曲であったということで、ブログでもasahi.comの記事でも熱を込めて語っておられるのだが・・・。 難聴になる前、まだ若いベートーヴェンがピアニストしても活躍していた頃書かれた「英雄」は当時の音楽としては和声的に斬新、長大かつ難解な作品として評価された。 金 聖響 Official Blog 棒振り日記: Beethoven Symphony No.3 "Eroica"

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  • ロンドン・フィル最良の記録 - think two things

    ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団というオーケストラ。クラウス・テンシュテットが首席指揮者だった時代を黄金期とされる風潮がある気がするが、当に充実した能力と音色を持っていたのは1970年代なのではないかと思っている。ベルナルト・ハイティンクが首席指揮者の時代になるが、代表的なものとしては、ゲオルグ・ショルティのエルガー、テンシュテットのマーラー全集の一部、クラウディオ・アラウがインバルと組んだショパンの協奏曲、そして何よりオイゲン・ヨッフムのブラームス交響曲全集だ。 Symphony 1-3/Ovt Tragic/Ovt Academi アーティスト: J. Brahms出版社/メーカー: EMI Classics Imports発売日: 1996/09/02メディア: CDこの商品を含むブログ (2件) を見る Sym 4/Requiem アーティスト: J. Brahms出版社/メー

    ロンドン・フィル最良の記録 - think two things
  • 2006-06-13

    指揮者の岩城宏之さんが亡くなられました。73歳とのことです。 http://www.asahi.com/culture/update/0613/012.html Yahoo!ニュース - 共同通信 - 岩城宏之さんが死去 世界的な指揮者 この4月にNHK BS2で放送されていた「生涯指揮者 岩城宏之 ベートーヴェンとともにゆかん」という番組で、今後の音楽に対する意欲を、喜びに満ちた表情で熱く語っておられたのを見たばかりなので、今回のことは当に信じがたい。つらい。その番組では94歳の日野原重明さんが「まだまだ私とは20歳違いますから、まだまだ頑張れると思いますよ」とコメントを寄せていた。僕も、まだまだ頑張っていただけると思っていたし、生きてその姿を僕らに見せて、その音楽を聴かせて欲しかった。今となっては、ないものねだりなのだけど。だけど。 上記の番組で岩城さんが話したこと。 これまではどち

    2006-06-13
  • 「音楽現代」7月号 - think two things

    最新号ではないが読む機会があった。ショスタコーヴィチが特集されており、この作曲家に関するエッセイなどが掲載されていた。ある指揮者のエッセイも。この指揮者はショスタコーヴィチから、 想像しても到底近づけない「血」と「文化の違い」 を感じておられるらしい。ショスタコーヴィチが直面した酷な歴史は、 現代を生きる私たちにとって、その当時に立ち返るにはあまりにも辛すぎる歴史である。 らしく、想像はできてもショスタコーヴィチが経験したことなど、分かるはずもない、とそのセンテンスを結んでいる。そして文章はあっちへ行きこっちへ行き、結局のところ何をおっしゃりたいのかよく分からず、最後は自分が指揮をするショスタコーヴィチの演奏会の宣伝で終わっている。表現者としての覚悟のようなものは、最後のこの一文だけ。 その時々で可能な限りの想像力を駆使して、スコアの中に飛び込んでいってみようと思う。 これが無かったらもっ

    「音楽現代」7月号 - think two things